お客さまをはじめ、イオンペットにお力添えをくださる皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

今日、世界的な感染症の流行や環境問題の多様化、デジタル化への移行など、私たちを取り巻く社会は大きく変化する中で、ペットとの暮らしにおいても、変化が起きています。国内のペット飼育頭数は伸び悩む一方で、動物医療を中心とした提供価値の高度化により、ペットの平均寿命は延び、健康志向が高まっています。
ペットの家族化、ペットサービスのパーソナライズ化がより深まっていくことも、言うまでもありません。

イオンペットでは、動物と人間の幸せな共生社会の実現と、ペット業界の健全な成長による産業化を使命としています。

私たちは、リテール事業、サービス事業、動物病院事業を中心に、多角的なペットケアのサービスをご提供することで、健やかで快適なペットとの暮らしをサポートしております。その中で、ペットとペットオーナーに高い価値提供を行うことは、社会情勢にかかわらず、不変でなければならないと考えております。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めた当初、先行きの見えない中でも、イオンペットの従業員が自ら「ペットのライフラインを守る」ことを使命とし、動物病院による継続的な医療提供や、用品販売売場によるペットの日常必需品のご提供を行いました。
従業員一人ひとりが、ペットとペットオーナーのために何ができるかを考え、『自ら動く集団』であること。
そして、私自身もその一員でいられることを、誇りに思っております。

また、ペット業界の健全な成長を目指すことも、私たちの大きな使命です。
個人の労働集約型産業であるこの業界を「産業化」することは、ペットとペットオーナーに、より高い付加価値を持続的に提供することにつながります。さらに、そうした基盤を設けることで、業界全体を健全に循環、活性化させることができると考えております。

そのためには、私たちはたゆまぬ努力をし、進化し続けなければなりません。
私たちは、人財こそが企業の持続的な成長を支えると信じ、人財教育に力を入れています。
イオンペットの社内大学である「イオンペットアカデミー」はその一環であり、将来的には、社外にも本学の門戸を広げることで、業界全体の発展に寄与する学びの機関にしていくことを目指します。

イオンペットは今後も、社会の変化に柔軟に対応し、成長することで、ペットとペットオーナーの暮らしを守り続け、ペット業界の成長、ひいては持続的な社会の創造に貢献していきたいと思っております。
イオンペット株式会社 代表取締役社長
米津 一郎