日々の生活に癒しを与えてくれる猫ちゃんたち。しかし、ふとした瞬間の「イタズラ」に頭を悩ませている飼い主様も多いのではないでしょうか?

今回は猫ちゃんのイタズラに関するアンケートを実施し、イタズラの傾向や飼い主様が行っている具体的な対策などを詳しく調査しました。
今回のアンケート対象 アンケート回答者:猫を飼っている方165人(全国)
アンケート回答期間:2024/11/6~11/7
アンケート機関:イオンペット株式会社
アンケート方法:インターネット調査
■猫にイタズラされた経験 Q1. 飼っている猫にイタズラされた経験はありますか。(単一回答) 調査の結果、約80%とかなり多くの飼い主様が「猫にイタズラされた経験がある」と回答しました。好奇心が強く、遊び好きな性格の子が多いとされる猫ちゃんならではの割合だといえるのではないでしょうか。 Q2.イタズラをした猫の性別を教えてください。(単一回答) Q1で「飼っている猫にイタズラされたことがある」と回答した方にイタズラされた猫の性別を聞いたところ、約60%がオスに、約40%がメスにイタズラされたと回答しました。オス・メス関係なくイタズラをする猫ちゃんは一定数いるようですが、どちらかと言えばオス猫の方がイタズラしやすい傾向にあるようです。一般的にオス猫の方が甘えん坊で活発な性格になりやすいと言われており、今回の調査でもそういった考えを裏付ける結果になりました。 Q3.猫が何歳のときイタズラされましたか。(複数回答) Q1で「飼っている猫にイタズラされたことがある」と回答した方にイタズラされたときの猫の年齢を聞きました。1歳未満から4歳までは約30%前後でほぼ横ばいに推移しています。最も回答数が多かったのは3歳(35.6%)であり、4歳以降は徐々に低下していく結果となりました。若い世代の猫ちゃんほどイタズラが多く、4歳を過ぎると行動が落ち着いてイタズラの頻度も減少していく子が多いようです。 Q4.これまでに猫にされたイタズラについて教えてください。(複数回答) Q1で「飼っている猫にイタズラされたことがある」と回答した方に、これまでされたイタズラについて聞きました。最も多かったのは「クッションなどを噛む・壊す(44.7%)」という回答で、手近にある物を噛んだり壊したりするイタズラが上位を占める結果となっています。 6位以下の回答を見てみると、「盗み食い」「ゴミ箱漁り」など、食べてはいけないものや触ってはいけないものに手を出してしまうイタズラもかなり多いことが分かります。一方で「ドアや窓を勝手に開ける」「脱走」など、自分のいる場所から逃げ出してしまうようなイタズラは少ないようです。「その他」では「水道の蛇口に当たって水が出しっ放しになって床まで水浸しになった」「寝ている間に枕元にカエルのプレゼント」などユニークな回答が見られました。 ■飼い主様が考えるイタズラの原因と対策 Q5.一般に猫がイタズラする原因は何だと思いますか。(複数回答) 飼い主様に猫のイタズラの原因について尋ねたところ、最も多かった回答は「かまってほしいから(57.6%)」で、続いて「寂しいから(37.0%)」「退屈しているから(35.8%)」が上位に挙げられました。猫ちゃんの「遊んでほしい」という気持ちや飼い主様とのコミュニケーションを求める欲求がイタズラの主な動機であると捉えている飼い主様が多いようです。「運動不足(19.4%)」「イライラしている(18.8%)」「嫉妬して(17.0%)」「困らせたい(7.3%)」といったネガティブな要因を思わせる回答は少数にとどまりました。 Q6.これまでにどんな猫のイタズラ対策をしましたか。(複数回答) 飼い主様に行ったイタズラ対策について尋ねたところ、「おもちゃを増やす(34.5%)」「遊ぶ回数・時間を増やす(32.1%)」といった猫の気を紛らわせるための工夫が上位に挙げられました。「原因となる物を隠した・移動した(34.5%)」「買い替えた(15.8%)」など、イタズラの原因そのものに対処する方法も比較的多く見られます。一方で、「特に対策をしたことがない」と回答した飼い主様は全体の20.0%でした。ちなみに「対策していない」と回答した方の63.6%はQ1で「イタズラ経験あり」と答えていることから、イタズラされた経験があっても特に対策をしていない飼い主様も一定数見られ、何をしても許してしまう溺愛ぶりの表れかもしれません。 ■イタズラ防止のおもちゃについて Q7.現在、猫のおもちゃを何種類持っていますか。(単一回答) 全体的に2個~4個がボリュームゾーンであり、最も回答数が多かったのは「3種類(33.3%)」でした。Q1「猫にイタズラされた経験があるか」への回答ごとに集計したところ、イタズラされた経験がある飼い主様の方がおもちゃの所有数が比較的多いことが明らかになりました。Q6(これまでやってきたイタズラ対策)で「おもちゃを増やす」と回答した割合が高かったことからも、猫ちゃんのイタズラがきっかけでおもちゃを買った・増やしたという飼い主様が多いことが分かります。ただし、イタズラされた経験のない方が6種類以上のおもちゃを所有しているケースも21.2%とかなり多く、イタズラの有無に関係なくたくさんのおもちゃを買い与えている飼い主様も少なからずいらっしゃると推察されます。 飼い主様の平日日中の在宅時間ごとにまとめると、平日日中の在宅時間が長い飼い主様ほど比較的たくさんのおもちゃを揃える傾向があることが分かります。テレワークなどで自宅にいる時間が多い飼い主様が、猫ちゃんとの遊び時間を充実させるためにおもちゃを増やしているケースが多いのではないでしょうか。 Q8.これまで猫のおもちゃに使った総額はどのくらいですか。(単一回答) 猫ちゃんのおもちゃにかけた費用は「3,000円未満」から「1万円以上」までまんべんなく分布していました。全体の中央値は「5,000円~9,999円」で、Q7で確認されたおもちゃの所有数(中央値3個)と照らし合わせると、1つあたりのおもちゃに費やした金額は一般的におよそ1,700円~3,300円程度であると推定されます。 Q9.猫のおもちゃを購入する際に重視するのはどんなことですか。(複数回答) 「猫が気に入りそうなもの」が76.4%と、他の項目を大きく上回る割合を示しました。猫ちゃんは気に入らないおもちゃに対して全く興味を示さないことが多いため、他の何よりも猫ちゃんの興味を引くかどうかが大きな基準になっているのではないかと推察されます。また、物価高が続く現在でも「価格」より「猫が気に入るか」や「見た目」を優先しておもちゃを選ぶ飼い主様が多いのは注目すべき傾向です。猫ちゃんのために惜しみなく投資しようとする飼い主様の努力やこだわりが垣間見えます。 【猫のイタズラに関する調査結果まとめ】 今回の調査から約80%の飼い主様がイタズラを経験しており、特にオス猫や若齢の猫ちゃんによるイタズラが多い傾向にあることが分かりました。イタズラへの対策としては「おもちゃを増やす」「遊ぶ時間を増やす」など猫ちゃんの遊びたい気持ちを満たしてあげる工夫を凝らす飼い主様が多く、特におもちゃに関しては出費を惜しまず猫ちゃんが気に入りそうなものを重視して選んでいるようです。物価高の中でも猫ちゃんの満足度や幸福を優先し、惜しみなく投資をしている飼い主様の姿勢が浮き彫りになりました。猫ちゃんのイタズラは時に飼い主様の頭を悩ませることもありますが、お互いの絆を深める重要なきっかけにもなり得ます。イタズラにお困りの飼い主様は、猫ちゃんの様子を見て気に入りそうなおもちゃを探してみるといいかもしれません。
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