猫との暮らしはとても素敵なものですが、子猫を初めて迎えるとなるとわからないことだらけ。「育てるのに何が必要?」「何円ぐらいかかるの?」とお悩みの方もいるでしょう。
今回「ペテモ」では、子猫を迎えて3年以上の先輩飼い主106人を対象に、子猫との生活に必要なアイテムや心構えについてアンケート調査を実施しました。

今回のアンケート対象 アンケート回答者:生後6カ月未満の猫を迎えて3年以上飼っている方106人(全国)
アンケート回答期間:2023/4/18~4/19
アンケート機関:イオンペット株式会社
アンケート方法:インターネット調査
まずは、子猫を迎えるために必要なアイテムの購入場所や費用について見ていきましょう。 子猫のお迎えアイテムの購入先 設問:子猫のお迎え準備のアイテムはどこで買い揃えましたか? 「スーパー・ホームセンター・ドラッグストア」が66.0%で最も多く、次いで「ペットショップ」が46.2%、「ネット通販」が38.7%の順となりました。

興味深い点として、同じくペテモが2022年4月にペット用品購入について行ったアンケートでは、ネット通販で購入する方の割合が最も多く54.1%(※)を占めています。
※コロナ禍(2020年春以降)の主な購入場所
初めて子猫を迎える場合、何を買えばいいのか、どのアイテムを選べばいいのか分からないことだらけです。猫ちゃんの飼いはじめ時期には、猫の飼育方法に詳しいプロに色々聞けるペットショップで買う人の方が多いのかもしれません。

次は、子猫のお迎え準備アイテムの購入費用について聞いてみました。
子猫のお迎えアイテムの購入費用 設問:あなたが最初に子猫を迎えたとき、子猫のお迎え準備のアイテムを買い揃えるのにいくらかかりましたか? 「~10,000円」が33.7%と一番多く、次いで「10,001円~20,000円」が21.4%、「20,001円~30,000円」が13.4%という結果になり、約7割の先輩飼い主が3万円以下で子猫グッズを買い揃えていることが分かります。

一方、「60,001円~」と答えた方が10.1%と一定数見られます。原材料にこだわった高品質なキャットフード やIT技術を使ったペット用品が次々に発売される中、愛猫のためにお金を惜しまないという方もいるのではないでしょうか。

次は、子猫のキャットフードについて聞いてみました。
子猫のキャットフード 設問:子猫のキャットフードを購入するときに重視したことを教えてください。 子猫のキャットフードを購入するときに重視したことは「子猫用のキャットフードである」が最も多く54.7%、次いで「信頼できるブランドである」が52.8%、「安全性が高い」が50.0%とわずかの差で続く結果になりました。

日常の買い物では安さや口コミを重視する方も少なくありませんが、「価格が安い」22.6%、「ネットの口コミ」14.2%と少数派に。猫ちゃん第一で考え、信頼性や安全性で選ぶ飼い主さんが多いことが分かります。


設問:子猫にあげていたキャットフードのタイプを教えてください。 最も多かったのが「ドライフード+ウェットフード」で71.1%。次いで同じ割合で「ドライフードのみ」「ウェットフードのみ」が10.6%で続く結果になりました。 離乳食からキャットフードに切り替えるとき、食べ物だと分からず嫌がる子猫は少なくありません。先輩飼い主のように、ドライフードとウェットフードを混ぜて与えてみてはいかがでしょうか。 子猫のトイレ 設問:子猫用トイレは、どのタイプを選びましたか? 猫用トイレには大きく2種類ありますが、「一般的なトイレ:猫砂(52.9%)」の方が、「システムトイレ:専用の猫砂とシート(31.1%)」より人気が高いことが分かりました。 子猫用トイレの猫砂は、どのタイプを選びましたか? 子猫用トイレの猫砂として最も多かったのは「紙」で42.7%、次いで「木」36.9%、「鉱物」26.2%、「シリカゲル」20.4%、「おから」10.7%という結果でした。

軽くて取扱いが簡単な紙系、木系の猫砂が人気のようです。一方、シリカゲルやおからは他の猫砂に比べて価格がやや高めなので、手を伸ばしにくいのかもしれません。
子猫が気に入ったおもちゃ 設問:子猫が一番気に入ったおもちゃはどれですか? 子猫が気に入ったおもちゃは「猫じゃらし」が47.2%で一番多く、次いで「ヒモ」が19.8%、「ボール」が10.4%という結果になりました。

動きがあり、飼い主さんと一緒に遊べる猫じゃらしやヒモ系のおもちゃを好きなネコちゃんが多いようです。子猫と遊ぶときは、誤飲やケガに十分気をつけてくださいね。
これから子猫を迎える方へ これから子猫を迎える方、子猫を迎えたけど色々悩んでいる方に向けて、先輩飼い主のみなさんにアドバイスをいただきました。「知っておけばよかった!」と後悔しないよう、目を通しておくと安心です。【しつけについて】
・トイレや爪とぎ等のしつけを始めのうちからしっかりした方がいい。
・爪切りを嫌がるので小さい時から対策すべきだった。
・抱き癖をつけたり、一緒に遊ぶ時間を長く作るとよい。
・遊ぶことが成長ですがしつけをきちんとする。
【住まいについて】
・家の壁とか家具とか傷つくので新築は注意。スプレーなど粗相も注意。
・小さいものは飲み込んでしまう可能性があるので、届かないところにしまっておいたほうがいい。
・爪とぎを何個か設置することで、壁に爪研いだりしなくなるのでおすすめ。
・目につくものは何でも口に入れるし、カーテンには登るしコードはかじるので、部屋を片付けて心配がないような環境づくりをすることが大切だと思う。
・ビニールやヒモは食べてしまう事があるので片付ける。
【健康や病気について】
・子猫の元気がない、食欲がないなど違和感を覚えたらすぐ獣医へ相談したほうがいい。
・信頼できる獣医師探し。
・なるべくそばで寝起きして様子を見たほうが良いと思う。
・フードのあげ過ぎに注意、人間のご飯もあげない方がいい。
【お金や保険について】
・けがや病気をすることがあるのでお金には余裕がある方がいい。
・ペット保険を時間をかけて比較して選べばよかった。
・病院に行くとなるとかなりの高額治療費がかかるので、ペット保険必須。
【その他のアドバイス】
・親猫や兄弟猫の性格や飼われていた環境はしっかりと知っていた方が良い。
・睡眠時間が削られるので最初は大変かと思いますが、可愛いさと癒しで乗り切ってください。
・脱走に注意。ペット探偵は高いしすぐ来てくれない。
まとめ 今回は、子猫との生活に必要なグッズや心構えについて先輩飼い主106人に調査を行いました。

子猫のお迎え準備では、約7割の飼い主さんが3万円以下でアイテムを揃えています。その中で、ネット通販よりペットショップで購入する、信頼性や安全性を重視してキャットフードを選ぶなど、子猫ファーストでこだわってグッズ選びをする飼い主さんが多いようです。

先輩飼い主からのアドバイスも参考にしながら、子猫との素敵な生活に備えましょう。
お近くの店舗を探す
特集記事一覧へ戻る