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犬
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犬の平均寿命|犬種の違いや長生きのため飼い主ができることを解説
掲載日: 2024.02.13
愛犬が年をとってくると、飼い主としては「愛犬が少しでも長生きしてほしい」と思うことでしょう。犬の寿命は、犬種や生活環境など様々な要因で変わってきますが、平均寿命に関するデータも存在しています。
飼い主の心掛け次第で、愛犬の寿命が変わってしまうことも十分考えられるため、飼い主は愛犬にとって暮らしやすい環境を整えることが大切です。この記事では、犬の平均寿命について触れつつ、犬種による寿命の違い・長生きのため飼い主ができることなどを解説します。
1.犬種別の平均寿命
一般社団法人 ペットフード協会の調査によると、2022年度の平均寿命は以下の通りとなっています(※1)。
※参考1:一般社団法人 ペットフード協会「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」犬 飼育・給餌実態と支出(P61)
https://petfood.or.jp/data/chart2022/6.pdf
犬全体:14.76歳
超小型:15.31歳
小型:14.28歳
中型・大型:13.81歳
また、同調査によると、2022年の平均寿命は、2021年・2020年と比べて上昇傾向となっています。
2022年:14.76歳
2021年:14.65歳
2020年;14.48歳
犬全体で見ると、寿命は延びている傾向にあり、原因としては獣医学の発展や室内飼育が増えたことなどが考えられます。犬の健康に配慮したドッグフードも登場しており、今後も飼育環境が改善し続ければ、やがては平均寿命が15歳を超える未来がやって来るかもしれません。
2.寿命の長い犬の犬種
先述した通り、犬は体格が小さい犬ほど寿命が長くなる傾向にあります。以下、体格別に寿命が長いとされる犬種について、主なものをご紹介します。
超小型犬で寿命が長い犬種
超小型犬は、総じて寿命が長い犬種が多く見られます。人気の犬種の中ではトイプードル、ヨークシャー・テリア、チワワなどの寿命が長く、特にトイプードルは15歳弱まで生きる子もいるようです。
小型犬で寿命が長い犬種
小型犬は、超小型犬に次いで寿命が長い傾向にあります。人気の犬種の中ではイタリアン・グレーハウンド、ミニチュア・ダックスフンド、パピヨンなどが14歳以上になるケースが多く見られます。
中型犬・大型犬で寿命が長い犬種
中型犬・大型犬の中で比較的寿命が長い犬種としては、人気の犬種の中では柴犬、ビーグル、ミニチュア・シュナウザーなどがあげられます。一概にはいえませんが、ミックス犬の寿命も長めの傾向があります。
3.少しでも愛犬の寿命を延ばすための生活習慣
飼い主が愛犬と触れ合う中で、愛犬の寿命を延ばすためにできることはあるのでしょうか。以下、飼い主が愛犬と過ごす際に心掛けたい生活習慣について解説します。
散歩・運動の時間を設ける
愛犬にとって、飼い主との散歩は単なる運動の時間というだけでなく、コミュニケーションの時間・社会性を養う時間としても貴重なものです。体力がある犬の場合は、ドックランやおもちゃで遊びエネルギーを発散させるなど、適度な運動が寿命を延ばすことにつながるでしょう。
食事に注意する
人間と同じように、犬も食べ過ぎれば肥満となってしまうため、普段与える食事の量をセーブするのは飼い主の役目です。犬が食べてはいけないものを避け、健康に配慮したドッグフードを与えるのはもちろんですが、与え過ぎないよう注意しなければなりません。アレルギーや体質についても、事前に獣医師に相談した上で、愛犬の体に合った食事を与えることが大切です。
室内で飼育する
室外で犬を飼育すると、寄生虫・感染症などのリスクが高く、寒暖差も激しい傾向にあります。愛犬の寿命を延ばすためには、気温や住環境をある程度整えられる室内飼育が適しています。
ただし、フローリングは愛犬が関節を痛めてしまう恐れがあります。フローリングの部屋で愛犬を飼育する場合、カーペットを敷くなどの工夫が必要となるでしょう。
4.愛犬の寿命を延ばす上で注意したいこと
愛犬の健康に配慮しつつ寿命を延ばすためには、動物病院などに足を運んで健康診断を受けたり、愛犬の様子を観察したりすることが大切です。普段はよく動く子なのに今日は元気がない、息切れがしている、咳やくしゃみをしているなど、いつもと違う様子が見受けられたら、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
また、愛犬の寿命について考える上で無視できないのが、避妊・去勢手術です。問題行動や疾患リスクを減らす観点から、避妊・去勢手術は寿命を長くするという意見も聞かれますが、手術をしたことでしこり・炎症が起こる場合もあるため、こちらも愛犬の将来を考えて慎重に判断したいところです。
なお、避妊・去勢手術を行った子は、1日の代謝エネルギーが減ることで太りやすくなることが予想されるため、食事管理などのケアが飼い主には求められます。
5.まとめ
犬の平均寿命は年々延びる傾向にあるため、将来的には飼育されている犬全体の平均寿命が15歳以上になっているかもしれません。ただし、犬種によって寿命は異なるため、寿命を意識してワンちゃんをお迎えしようと考えているなら、超小型犬など寿命が長いとされる犬種を選んだ方が、より多くの思い出を作れることでしょう。
愛犬に少しでも長く生きていてもらいたいと考えているなら、散歩や運動の時間を設けたり、普段の食事に注意したりするだけでなく、室内で飼育できる環境を整えることが大切です。普段から愛犬の様子を観察し、気になる点があればすぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。
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