水は犬にとって重要なものですが、ミネラルウォーターを飲ませた方が犬にとって健康的なのか、悩んでいる飼い主の方も多いのではないでしょうか。実際のところ、犬にミネラルウォーターが適しているかどうかについては、一概にOKだと言い切れない部分があります。

自然界の湧水などを考えなしに与えてしまうと、愛犬が体調を崩す原因になりかねないため、色々と検討するより水道水を与えた方が安心という意見もあります。この記事では、犬にミネラルウォーターを飲ませることについて、水道水との違いに触れつつ解説します。
1.犬が飲んでも良いミネラルウォーターの種類 飼い主にとって愛犬は大切な家族の一員であり、人間と同じように健康に気を遣いたいと考えるのは自然なことです。しかし、一口にミネラルウォーターといっても様々な種類があり、すべてのミネラルウォーターが犬の健康維持に向いているとは限りません。基本的には、人間が飲める水であれば犬に与えても問題ないと考えられていますが、ミネラルウォーターの硬度によっては悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には、愛犬にミネラルウォーターを与える際に「軟水」を選ぶ必要があります。軟水を選ぶことは、愛犬の体内に結石ができてしまうリスクを減らすことにつながります。また、硬水を与えることで食欲が減退してしまう恐れもあるため、愛犬には軟水を飲ませるようにしましょう。なお、水の硬度は炭酸カルシウムの含有量によって分類され、大まかな区分は以下の通りです。<硬度の大まかな区分>
炭酸カルシウムの含有量 区分
60mg/L以下 軟水
60-120mg/L 中軟水
120-180mg/L 硬水
180mg/L以上 超硬水
※参考:厚生労働省|食品安全委員会「清涼飲料水評価書 カルシウム・マグネシウム等(硬度)」https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000178391.pdf 2.愛犬にミネラルウォーターを与える際の注意点 愛犬にミネラルウォーターを与える際は、軟水であるかどうか確認するほか、次のような点に注意する必要があります。 ペット用として市販されているものを選ぶ 市販されているミネラルウォーターを購入する際は、基本的に「ペット用」として売られているものを選びたいところです。各種商品の中には、ミネラルウォーターどころか硬度0の超軟水もあります。飼い主が暮らす地域によっては、ペット用として市販されているミネラルウォーターが、なかなか店舗で見つからない可能性もあります。外出時や万一のときに備えて、通販などで愛犬が気に入った水をまとめ買いしておくとよいでしょう。 こまめに水を替える ミネラルウォーターの多くは、水道水と違って塩素消毒されていないため、一度ふたを開封してしまうと雑菌が繁殖しやすくなります。愛犬がすぐ水を飲めるように器にセットしている家庭では、こまめに水を替えてあげるようにして、食中毒の発症を避けるよう注意しましょう。 嫌がる場合は無理に飲ませない ミネラルウォーターを愛犬に飲ませることで、ミネラルを効率的に体内に取り入れたり、便秘解消に役立ったりする可能性があるものの、飲むのを嫌がる場合は無理に飲ませないことが大切です。愛犬が水を飲まなくなると、水分不足になってしまう恐れがあるため、どうしても飲ませる必要がある場合は獣医師等に相談してから判断しましょう。 3.愛犬に飲ませてはいけない水もある 愛犬の健康管理の観点からは、ミネラルウォーターを与えることのリスクよりも、次にご紹介する水を愛犬が飲まないよう注意することが大切です。 自然の水(井戸水・水たまり・川の水など) 旅行先や帰省先などで、一見きれいに見える井戸水を見かけたとしても、水質が保証されているわけではないため飲ませないようにしましょう。水たまりや川の水も同様で、水に含まれる雑菌・寄生虫などが愛犬の体調不良を招く恐れがあります。 温泉水 市販されている温泉水の多くは、ろ過されていて味も問題ないものと考えられますが、中には温泉水の成分にほぼ手を加えていない商品もあります。各種温泉水の犬に対する効能は、飼い主の側で分からないため、温泉水を選んで飲ませるのは控えましょう。 人間が好む味がする水 いわゆる「フレーバーウォーター」のような、果物・ハーブなどの味がするものは、犬にとって安全な水とは言い切れません。炭酸水も同様で、無味の炭酸水は万一飲んでも問題はないとされますが、甘さや味がついているものは体調不良につながりかねないため避けるようにしましょう。 4.犬はミネラルウォーターよりも水道水が安全? 一部を除き、日本の多くの地域では、水道水で軟水を飲むことができます。水道水には塩素系の消毒剤が含まれており、食中毒の原因となる細菌の混入・繁殖を抑えることが期待できます。基本的に、水道水は人間やペットが安全に飲めるようなレベルで消毒されているため、ペット用の容器に常温で汲み置いても安心です。なお、水道水をボトル等の容器に保存した場合、殺菌効果はある程度(3日程度)持続するものと考えられるため、散歩で飲み水を持ち歩く際は水道水の方が安心できるでしょう(※2)。※参考2:警視庁「水道水、意外と保存が可能です」https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/yakudachi/food/drink/1240038460385157120.html# 5.まとめ 愛犬にミネラルウォーターを飲ませること自体は問題ありませんが、硬水を習慣的に飲ませてしまうと体内に結石ができる恐れがあるため、ミネラルウォーターを与える際は軟水を選ぶと安心です。可能であれば、ペット用に市販されているものを選び、容器に入れた水はこまめに取り替えるようにしましょう。また、井戸水や温泉水のように、水質が保証されていない水・含まれる成分の犬に対する効能が分からない水を飲ませることは避けましょう。動物病院等で推奨された場合を除いて、基本的には水道水を飲ませることをおすすめします。
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