ペットが普段過ごしているベッドは、衛生面を考慮してなるべく清潔に保ちたいところです。飼い主としては、できる限りベッドをこまめに洗いたいところですが、その際「人間の衣類と同じように洗濯機で洗う」のが問題ないかどうか、気になる方も多いのではないでしょうか。

実際のところ、ペット用のベッドを洗濯機で洗うこと自体は問題ありませんが、いくつか注意点もあります。この記事では、主にペット用のベッドを洗濯機で洗うケースを想定して、具体的な洗い方を解説します。
1.ペット用のベッドは洗濯機で洗えるの? ペット用のベッドは毎日ペットが寝起きするため汚れやすく、衛生面を考慮してこまめに洗いたいと考えている飼い主は多いはずです。しかし、人間用の衣類やシーツなどとは違うことから、自宅で家族が使用しているものと同じ洗濯機で洗って問題ないのかどうか、不安を感じている飼い主も少なくありません。この点に関しては、洗濯機で洗うのが一概に悪いわけではなく、あくまでも「ベッドが洗濯機で洗うことを想定して作られているか」どうかが重要なポイントです。洗濯機に入れて洗って問題ない仕様のベッドであれば、説明書などに書かれている洗い方を確認してから、洗濯機を使って洗えば問題ないでしょう。また、ペットはどうしてもベッドを含め身の回りの物を汚す機会が多いため、洗濯機で洗う前にベッドの汚れを落とすなどの工夫も必要になります。 2.ペット用のベッドを洗濯機で洗う際の基本事項 ペット用のベッドを洗濯機で洗う場合、詳しい洗い方の手順はペットが普段寝起きしているベッドによって異なりますが、基本的には次のような手順で洗うことをおすすめします。 洗濯表示の確認をする どんなペット用ベッドを洗濯するにせよ、洗濯機に入れて洗うことを考えているなら、まずは「洗濯機OK」または「手洗いOK」といった洗濯表示の記載を確認してください。洗濯表示をチェックした結果、洗濯機での洗濯がNGだった場合は、手洗いまたはメーカーが指定する方法に従いましょう。 洗濯する前に抜け毛を取り除く ペットが寝起きするベッドには抜け毛が付着しているため、洗濯機に入れる前には粘着テープなどを使って丁寧に抜け毛を取り除きましょう。抜け毛を取り除かないまま洗濯すると、他の洗濯物に毛が付着したり、洗濯機の故障を招いたりする恐れがあります。 洗濯機のモードを選んで洗濯する 洗濯機OKのベッドを洗う際は、説明書で推奨されているモードを選んで洗濯することが大切です。例えば、手洗いOKのベッドについては「桶や浴槽などにぬるま湯などを溜めて洗濯洗剤を溶かして洗う」のが基本的な洗い方ですが、自宅の洗濯機に手洗いモードがある場合はそちらを利用する方法もあります。 3.ペット用のベッドを洗濯機で洗う際のポイント 洗濯機を使ってペット用のベッドを洗濯する際は、次のポイントを押さえて洗濯すると、トラブルを避けることにつながります。 ペット用の洗濯洗剤を使用する ペットの皮脂は、人間よりも固い傾向にあることから、人間用の洗濯洗剤では洗浄力が不十分な場合があります。せっかくベッドを洗濯するのであれば、ペット用の洗濯洗剤を使ってしっかり汚れを落とすようにすることをおすすめします。 洗濯ネットに入れて洗う ベッドを洗う際は、洗濯ネットに入れて洗うことで、ベッドが劣化するスピードを遅めたり、抜け毛が洗濯槽に溜まるのを防いだりすることにつながります。洗濯ネットを選ぶ際は、できるだけ目の細かいネットを選ぶようにすると、洗濯機の劣化などのトラブルを防ぎやすいでしょう。 ひどい汚れは手洗いと併用する 排泄物が付着してしまったなど、汚れがひどい場合はいったん手洗いで汚れを落とし、それから洗濯機に入れると汚れやニオイを落としやすくなります。ペット専用の折り畳み式バスタブなどを使用すると、洗った後は場所を取らずに保管できるので便利です。 4.ペット用のベッドを洗濯機で洗う際の注意点 洗濯機でペット用のベッドを洗濯する際は、どうしても汚れを落としたいという気持ちから、洗剤の量を増やそうと考えるかもしれません。しかし、洗濯洗剤は洗濯時の水量に応じて使用量が決められているため、用量以上の洗剤を使って洗濯してしまうと、洗剤がベッドに残ったままとなってしまう恐れがあります。すすぎ残しが原因で、ペットの皮膚に炎症が起きたり湿疹が生じたりすることも十分考えられるため、洗剤の量は「多過ぎず少な過ぎない」量に抑えることを意識しましょう。また、柔軟剤を入れてしまうと、その匂いがペットにストレスを与えるリスクがあるため、この点にも注意が必要です。また、一般的なコインランドリーでは、ペット用品の洗濯がNGとなっているケースがほとんどです。どうしてもコインランドリーを使いたいのであれば、ペット用品が洗える洗濯機が導入されているところを探しましょう。 5.まとめ ペット用ベッドの多くは、洗濯表示を確認して「洗濯機OK」であることが確認できれば、洗濯機で洗うことができます。事前に抜け毛を取り除いた上で、人間用ではなくペット用洗剤を使用し、洗濯槽に入れる際はあらかじめ洗濯ネットに入れておくのが洗濯のポイントです。ベッドにひどい汚れが見られる場合は、いったん手洗いしてから洗濯機へ入れると、汚れやニオイを落としやすいでしょう。また、洗剤の量や柔軟剤の使用には注意し、ペットにストレスを与えないよう心がけましょう。
お近くの店舗を探す
特集記事一覧へ戻る
特集記事をもっと見る 猫用「うんち袋」の選び方|消臭効果や種類などについても解説 愛犬の餌に療養食(療法食)を与える際の注意点|具体的な種類も紹介 子犬におやつをあげるのはいつから?具体的な時期や種類などを解説 猫用品を人気で選ぶならどれ?トレンドやグッズの種類などを解説 ペット用品の人気の傾向|ペット別のおすすめの品も紹介 愛犬のドッグフードを「肥満対策」で選ぶ際のポイント・注意点を解説 愛犬の餌は無着色の方が安心?選ぶメリットや注意点を解説 猫用シャンプーはどれがおすすめ?愛猫のタイプ別に解説 ペット用ベッドにおしゃれを取り入れるには|選ぶポイントも解説 ペットシーツはどのタイプがおすすめ?種類や犬・猫別の違いも解説