猫を飼っていると、嬉しいことがたくさんありますが、同時に普段の生活で困ることもあります。猫の排泄物である「うんち」の処理もその一つで、ニオイを何とかしようと思っても、なかなか良い方法が思い浮かばず悩んでしまう飼い主は多いようです。

そこで活用したいのが、うんちの強いニオイをシャットアウトする猫用の「うんち袋」です。この記事では、猫用のうんち袋の選び方について、消臭効果や種類などについて触れつつ解説します。
1.猫用うんち袋の消臭力 愛猫を室内飼いしていると、飼い主としてはおしっこ・うんちなどの「ニオイ」が気になるはずです。猫用トイレを工夫したり、消臭剤を使ったりしても、なかなかニオイが解消されないケースは珍しくありません。おしっこを固めた猫砂やうんちを処理する際、一般的なビニール袋などに入れて処理している家庭では、ゴミ収集の日までゴミ箱に入れているとニオイが漏れてしまうことがあります。猫用うんち袋は、こういったニオイの問題を解決してくれる優れものです。袋からのニオイ漏れがなく消臭力に優れるものや、消臭力に加えて使いやすさを追求したものなど、市販されているうんち袋にも様々なタイプがあります。猫用うんち袋を選ぶ際は、一つの機能だけに注目せず、消臭力や使いやすさなどの要素を総合的に判断して選ぶことが大切です。 2.猫向けうんち袋の種類 猫の排泄物を処理するのに使えるうんち袋は、猫専用でないものも含めると様々な種類が見つかります。大量にうんち袋を購入する前に、まずは市販されている袋の種類・特徴を確認しましょう。 消臭・防臭能力が高いうんち袋 主に、ペットの排泄物を処理することを想定して作られたうんち袋が該当します。人間が感じられる嗅覚の限界を想定して設計しているもの、複数の層を作ってニオイをブロックしているものなど、それぞれのうんち袋によって構造が異なります。大量購入を検討している際は、実際に使ってみてニオイの漏れをチェックし、納得できてから判断するのがよいでしょう。 環境に配慮したうんち袋 バイオプラスチックなど、自然分解する素材で作られているうんち袋の中にも、商品によってはニオイ漏れ対策を講じているものが見られます。香りが付いている商品や、外から中身が見えなくなっているデザインの商品もあります。 おむつ用袋 消臭力を袋に求める場合、人間の赤ちゃんのおむつを捨てる際に使用する「おむつ用袋」も使い勝手が良いでしょう。消臭成分が配合されている商品や、構造を工夫してニオイを抑えている商品などが見られ、猫用うんち袋と消臭力は大差ないという声も聞かれます。 3.猫用うんち袋の選び方 猫用うんち袋を選ぶ際は、消臭・防臭能力以外にも、次のような点にこだわって選ぶと満足度が高まります。 透け感 猫用うんち袋は、商品によって袋が色付きの半透明になっているもの、真っ黒なものなど色が異なる傾向にあります。半透明の商品の場合、中身が透けて見えやすいため、中身を極力見せたくないと考える人は透け感をチェックしておきましょう。 袋口の結びやすさ どんなに優秀な消臭力を有している袋であっても、しっかり袋が結べないとニオイが外に出てしまう恐れがあります。同じサイズで比較すると、薄手の袋や袋口が大きい袋は結びやすく、厚手になるとそれだけ結びにくくなることが予想されます。 サイズ SS・Sサイズなどは総じて枚数が多く、毎日こまめに交換するのに適していますが、小さくなるとスコップを使用した処理には向かなくなります。逆にサイズが大きくなると、小さいサイズの袋に比べて枚数が少なくなるため、予算と相談して選びましょう。 買いやすさ いつでも・どこでも手軽に買える商品を選ぶと、実店舗でも通販でも同じ商品を探しやすいでしょう。自宅に大量の袋をストックしておけるスペースがない場合は、近所のホームセンターなどで購入できるタイプの商品を選ぶのも一手です。 4.猫用うんち袋以外の排泄物の消臭方法 一般的な消臭袋以外にも、次のような猫のうんち対策になるグッズを活用すると、消臭や処理の問題解決につながります。それぞれのメリット・注意点を比較検討しつつ、必要に応じて活用しましょう。
グッズ メリット 注意点
トイレバケツ うんちをたくさん貯めておくことができ、ニオイも漏れにくい構造となっているため、まとめて処理したい人におすすめ 長期間汚れを放置すると雑菌繁殖などのリスクが高まるため、清掃は丁寧に行う必要がある
ニオイ漏れ防止ペール 市販のゴミ袋を使ってうんちを片付けつつ、ニオイ漏れを防ぐことができて経済的 専用の袋を使ったり、消臭剤をセットしたりしないと、フタを開けた際にニオイが気になる場合がある
エチケット袋 外から排泄物であることが見えにくく、結びやすさ・値段の面で優れる 猫仕様ではないため、片付け直後からニオイが漏れることがある
食パン用袋 防臭力は高く、うんち袋の代用品としては非常に優秀 透明な袋のため、排泄物が丸見え
5.まとめ 愛猫の排泄物を処理する際、ニオイ漏れがつらいと感じている人は、猫用うんち袋を試してみましょう。消臭・防臭機能が充実している商品を選んだ方が、ニオイによるストレスは少なくなりますが、処理のしやすさを考慮するなら透け感やサイズ・買いやすさなどにも注目することをおすすめします。排泄物をまとめて処理したい場合は、バケツ・ペールを使うと便利です。また、猫用うんち袋を切らしてしまった場合はエチケット袋や食パン袋などでも代用できるため、万一に備えて用意しておくと安心です。
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