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【年齢・犬種別】犬のシャンプーの頻度と正しいやり方
愛犬のシャンプーはグルーミング(トリミング)サロンに任せている人も多いですが、最近はお家時間が増えてきたことから自宅でシャンプーに挑戦する人も増えてきています。
しかし、初めて犬を洗う場合「どこから洗えばいいんだろう」「どれくらいの頻度で洗えばいいんだろう」など、疑問がたくさん湧いてくるでしょう。
そこでこの記事では、犬の正しい洗い方や頻度を年齢別に紹介していきます。犬のシャンプーは、人とペットが気持ちよく暮らしていくうえでとても大切なので、この機会にぜひ正しい洗い方を身につけましょう。
目次
1.犬のシャンプーの頻度は月1~2回!でも犬種や年齢で変えるのがベスト
2.【子犬】シャンプーの頻度の目安と方法
年齢とシャンプー頻度
シャンプーのやり方
3.【成犬】シャンプーの頻度の目安と方法
年齢とシャンプー頻度
シャンプーのやり方
4.【老犬】シャンプーの頻度の目安と方法
年齢とシャンプー頻度
シャンプーのやり方
5.犬種別!シャンプーするときのポイント
長毛の犬種
短毛の犬種
ダブルコートの犬種
短頭の犬種
乾燥肌や脂漏症になりやすい犬種
6.まとめ
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1.犬のシャンプーの頻度は月1~2回!でも犬種や年齢で変えるのがベスト
犬をシャンプーする頻度は月1~2回が基本です。グルーミング(トリミング)サロンで毎月洗ってもらっている場合も、状況に応じて自宅シャンプーが必要ということですね。
ただし、犬種や年齢によっては洗い過ぎになったり、体に負担がかかったりするので、愛犬の状態に合わせて回数を調整することが理想的です。
そこで、子犬、成犬、老犬の3つのケースに分けて、適切なシャンプーの頻度とやり方を説明していきます。
2.【子犬】シャンプーの頻度の目安と方法
まずは生後3~6カ月程度の子犬をシャンプーする頻度の目安と方法を紹介していきます。
年齢とシャンプー頻度
シャンプーは子犬の体に大きな負担をかけるので、生後2カ月頃までは控えた方がいいでしょう。もし赤ちゃんのうちに体が汚れてしまったら、汚れた部分だけを素早く洗い流すようにします。
生後3カ月頃のワクチンが完了したら徐々に体を濡れることに慣れさせ、シャワー、シャンプーへと進みます。適切な頻度は成犬と同じ、月1~2回です。
ただし、ワクチン接種直後は体調を崩しやすいので、1週間ほど時間をあけることが大切です。
シャンプーのやり方
自宅で子犬にシャンプーをするやり方は下記のとおりです。体力を奪いすぎないよう10分以内に終わらせてあげましょう。
① ブラッシングで体の汚れを落とす
② 洗面器に35~37度のぬるま湯をはって子犬を入れる
③ 慣れてきたら、足から胴、顔の順で濡らす
④ 子犬用シャンプーを水で薄めたもので皮膚をマッサージするように洗う
⑤ 顔から体の順にすすぐ
まだ水に慣れていない子犬は、足先がつかる程度にぬるま湯をため、手ですくって体にかけながら徐々に慣らします。シャンプー後はドライヤーで乾かしますが、子犬は皮膚が薄いため、体から30cm程度離して毛の根本に当てるよう意識してくださいね。
3.【成犬】シャンプーの頻度の目安と方法
次に、生後7カ月~6歳頃までの成犬をシャンプーする頻度の目安と方法を紹介していきます。
年齢とシャンプー頻度
成犬のシャンプーは月に1~2回程度が基本ですが、先程紹介したように短毛種か長毛種か、汚れ具合などによって回数を調節します。
あまり頻繁に洗いすぎると必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥やフケの原因になるので要注意です。
シャンプーのやり方
成犬をシャンプーするやり方は、子犬のときとほぼ同じです。
① ブラッシングで体の汚れを落とす
② 洗面器に35~37度のぬるま湯をはって犬を入れる
③ 足から胴、顔の順で濡らす
④ シャンプーをよく泡立てて皮膚をマッサージするように洗う
⑤ 顔から体の順にすすぐ
顔を濡らすときはスポンジやタオルを使って目に水が入らないように気をつけながら濡らしましょう。すすぐときは、顔から背中、しっぽの順で行い、お腹や脇、肉球の裏も洗い残しがないようしっかり洗い流してください。最後にバスタオルで水分を拭き取ってからドライヤーで乾かして完了です。
4.【老犬】シャンプーの頻度の目安と方法
最後に7歳以上の老犬をシャンプーする頻度の目安と方法を紹介していきます。
年齢とシャンプー頻度
体力が衰えてきた老犬は、シャンプーが負担になるので2カ月に1回程度の頻度で行います。ただし、体がそこまで汚れていない、体調が悪い場合は無理にシャンプーする必要はなく、体を濡れタオルで拭くだけでも大丈夫です。
シャンプーのやり方
老犬のシャンプーは時間が長くなると心臓に負担がかかるので、ドライヤーまで短い時間でさっと終わらせることがポイントです。
① 滑り止めマットを敷き、浴室と室内の温度を同じくらいに設定する
② 洗面器に35~37度のぬるま湯をはって犬を入れる
③ 足から胴、顔の順で濡らす
④ 汚れていない部分はさっと、汚れている部分は丁寧に洗う
⑤ 顔から体の順にすすぐ
シャンプーは短時間で済ませるために、汚れている部分を確認してから洗いましょう。汚れが付きやすい部分は、耳、目の周り、肛門周り、肉球の間などです。
乾かすときも時短を意識し、吸水力の高いタオルでしっかりと体の水分をとり、内蔵が冷えないようにお腹からしっかりと乾かしていきましょう。
体調が心配な場合は、もしものときにすぐ動物病院へ行けるよう診察時間内にシャンプーをする、シャンプータオルで体を拭く程度に留めるなどするといいでしょう。
5.犬種別!シャンプーするときのポイント
ここでは、犬種別にシャンプー時の注意点や押さえたいポイントを紹介します。
長毛の犬種
マルチーズやゴールデンレトリバーなどの長毛種は、シャンプーの頻度を多めにしましょう。長い毛に汚れが絡まり日頃のブラッシングだけでは汚れがなかなか落ちません。
乾かすときは毛玉になりやすいので、ブラシを使いながら入念にドライヤーをかけるのがポイントです。
短毛の犬種
チワワやミニチュアダックスフンドなどの短毛種は、皮膚を守る毛が短く、皮膚トラブルが起きやすいといわれています。皮膚を保護する成分が含有されているシャンプー剤や、刺激が少ないシャンプー剤を選ぶことがおすすめです。皮膚の状況に合わせて、シャンプーの頻度は少なめに調整しましょう。
ダブルコートの犬種
柴犬やコーギーなどのダブルコートの犬は、シャンプー前のブラッシングが大切です。不要なアンダーコートを除去してあげることで、シャンプーの泡が根元にまで届きやすくなります。シャンプーをする時も、泡が皮膚や毛の間まで届くようにしっかりと濡らしてから洗いましょう。
短頭の犬種
パグやブルドックなどの鼻の低い短頭種は、皮脂の分泌量やしわの数が他の犬種より多いため、シャンプーの頻度は多めが基本です。
しわが多い顔周りに汚れが溜まりやすいですが、鼻が低いので水を嫌がる子も多くいます。スポンジやガーゼにお湯を含ませて拭うと、シャンプーを洗い流しやすいですよ。
乾燥肌や脂漏症になりやすい犬種
肌のカサつきやフケが気になる犬には乾燥肌用シャンプーを、肌がベトベトになりやすい犬には脂漏症用のシャンプーを使いましょう。
シャンプーをしても肌の状態がよくならない、悪化した場合はシャンプーの頻度や洗い方、おすすめのシャンプー剤を獣医師に相談するのがおすすめです。
6.まとめ
犬のシャンプーは基本的に月に1~2回の頻度でOKですが、シャンプーに慣れていない子犬は月1~2回の頻度で10分程度、体力が衰えてきた老犬の場合は2カ月に1回程度の頻度でシャンプーをするといいでしょう。
シャンプー前に体全体をブラッシングし、体→頭の順で濡らしてからシャンプーしていき、洗い流すときは顔→体の順で行います。生乾きで肌トラブルを起こさないように、しっかりとバスタオルで拭いてからドライヤーで乾かしてあげてください。
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