犬に唸るのをやめてほしい!原因を理解してバッチリ対策しよう 初めて迎えた子犬が「ウ~ッ」と唸るのを見ると、怒っているのかな、まだ警戒しているのかなと心配になりますよね。

また、唸るのをやめてほしいのに一向に言うことを聞いてくれない、無理にやめさせたら噛みつかれたなど、唸る原因や対策がわからず、しつけ方に悩んでいませんか。

今回はそんな悩みを解決すべく、犬が唸る原因と対策、しつけ方を紹介していきます。
目次
1.犬が唸るのは飼い主へのメッセージ 犬は私たち人間のように言葉を使ってコミュニケーションが取れないため、唸る、吠える、尻尾を振る、匂いを嗅ぐなど、さまざまな手段を使って飼い主に何かを伝えようとしています。 唸るからといって頭ごなしに叱っても、愛犬は叱られた意味を理解できません。何を伝えようとしているのかを理解して適切に対処すれば、愛犬との関係を保ったまま唸るのを徐々に辞めさせられるでしょう。
2.犬が唸る原因と対策 ここからは犬が唸る4つの原因と対策を紹介していきます。愛犬がなぜ唸るのかを探り、状況に合わせた対応を取るようにしましょう。
警戒心・恐怖心を感じている 犬は警戒心が強い動物なので、初めて来た場所や慣れない人に強く反応して唸る場合があります。また、雷やクラクションなど突然鳴る大きな音に恐怖を感じて唸るケースもあるようです。 対策として、警戒心・恐怖心を抱くものから距離を取ることがあげられます。 例えば、知らない人や他の犬に近づけない、生活音を小さくする、散歩コースを車通りの少ない道に変えるなど、愛犬の様子をじっくり観察して怖がる対象に合わせて対処しましょう。
縄張りを意識している 犬は縄張り意識が強い動物でもあるので、インターホンの音や来客に対して「侵入者がきた!」「ここは僕の家だ!」と主張するために唸る場合があります。また、お気に入りのおもちゃを取ろうとした時に、守ろうとして威嚇するワンちゃんも少なくありません。 インターホンに唸る場合は音を小さくする、来客時に唸る場合は愛犬をハウスやケージなどくつろげる場所に移動させて、おもちゃ、おやつを与えてみましょう。縄張りを荒らす気はないこと、危険はないことを愛犬にわかってもらえば安心してくれるはずです。
病気やケガによる痛みがある 愛犬の身体を触ろうとしたり近づいたりしただけで唸るなら、病気やケガによる痛みを訴えているのかもしれません。 急に触られるのを嫌がるようになった場合やいつもと違う唸り声をあげる場合は、無理に触らず早めに動物病院へ連れていきましょう。
嬉しさや楽しさを表現している 犬は嬉しい時やテンションが上がった時に唸る場合もあります。帰宅したときや一緒におもちゃで遊んでいるときに唸るなら、気持ちが高ぶったことが原因と考えていいでしょう。 帰宅時に唸る場合は、落ち着いた低い声で優しく接する、おもちゃで遊んでいるときに唸る場合は、一度遊びを中断するといった対策が効果的です。愛犬が嬉しい感情を表現してくれると飼い主もつられてしまいがちですが、気持ちを落ち着かせて一度クールダウンの時間を取ると唸りにくくなるでしょう。
3.犬が唸るのをクセ付けないためのしつけ方 愛犬が唸る時の原因と対策を見てきましたが、今後唸りをクセ付けないためにはしつけも必要です。犬が唸るのをクセ付けないためのしつけ方を見てみましょう。
社会性を身に着けさせる 社会性を身に着けて人や動物、物や音に慣れていけば、恐怖心や警戒心を和らげられるので、唸り防止に繋がります。 犬にとっての社会性とは、他の犬や人間との触れ合い方を学び仲良くなる方法を習得することです。子犬のうちから色んな人や犬に会わせる、いろいろな散歩コースを歩いて町や人工物に慣れさせることで社会性が身についていくでしょう。 ただし、愛犬が嫌がっているのに無理やり他の犬に会わせたり散歩コースを変えたりすると、恐怖心や警戒心を強めてしまい逆に唸ってしまう場合もあります。あくまでも愛犬が楽しめる範囲で行うことが大切です。
上下関係を理解させる 犬は上下関係がとてもはっきりしている動物なので、飼い主が上の立場であるとしっかり理解させれば、「唸ったらダメ」という命令を聞いてもらいやすくなります。 上下関係を愛犬に教えるには、唸った時はやめるように言い、指示どおりにやめられた時はたくさん褒めてご褒美をあげるのが効果的です。犬は忘れやすい動物なので、言うことを聞いた直後に褒めるのがポイントです。 注意点として、しつけでは犬に「飼い主の言うことを聞けば良いことがある」と認識してもらうことが大切なので、しつこく叱ったり、手を出したりするのは絶対に避けましょう。
4.まとめ 犬は唸ったり、尻尾を振ったり、匂いを嗅いだりしてコミュニケーションを取るので、愛犬が唸る場合にはその意図を汲み取って適切に対処する必要があります。 犬が唸る主な原因は、警戒している、縄張りを守るため威嚇している、病気やケガをしている、興奮している、の4つといわれています。愛犬が唸ったら理由を見極めて、それぞれに合った対策をすることが大切です。 唸りをしつける際は他の犬や人とのふれあいを増やして社会性を身に着けさせたり、飼い主との上下関係をハッキリさせるようにしましょう。 愛犬のことをよく理解して原因の改善や適切なしつけをおこなえば、自然と唸ることも少なくなっていきますよ。
特集記事をもっと見る 猫用「うんち袋」の選び方|消臭効果や種類などについても解説 愛犬の餌に療養食(療法食)を与える際の注意点|具体的な種類も紹介 子犬におやつをあげるのはいつから?具体的な時期や種類などを解説 猫用品を人気で選ぶならどれ?トレンドやグッズの種類などを解説 ペット用品の人気の傾向|ペット別のおすすめの品も紹介 愛犬のドッグフードを「肥満対策」で選ぶ際のポイント・注意点を解説 愛犬の餌は無着色の方が安心?選ぶメリットや注意点を解説 猫用シャンプーはどれがおすすめ?愛猫のタイプ別に解説 ペット用ベッドにおしゃれを取り入れるには|選ぶポイントも解説 ペットシーツはどのタイプがおすすめ?種類や犬・猫別の違いも解説