中々磨かせてくれない!嫌がる愛犬に歯磨きを慣れさせる方法 愛犬の歯磨きにチャレンジしてみたけど、嫌がって磨けなかった…そんな飼い主もいるのではないでしょうか?一度失敗すると愛犬が警戒してしまい、口元すら触らせてもらえないことも。

しかし、犬の歯磨きは歯周病や口臭対策に欠かせません。嫌がるワンちゃんの歯は無理やり磨こうとせず、徐々に慣らしていくことが大切です。

そこでこの記事では、歯磨き前に犬をリラックスさせる方法や歯磨きに慣れてもらう手順、おすすめのグッズを紹介していきます。
目次
1.愛犬が歯磨きを嫌がったらどうする? 愛犬が歯磨きをさせてくれなくても焦らなくて大丈夫。犬は口元を触られるのが苦手なので、初めは上手く磨けなくて当然です。 最初は「すべての歯をきれいに磨く」のではなく、「歯ブラシに慣れさせる」のを目標に、少しずつ時間をかけて歯磨きに慣らしていきましょう。
2.歯磨きする前に愛犬をリラックスさせよう! 愛犬に落ち着いて歯を磨かせてもらうコツは、リラックスさせることです。 いきなり歯磨きを開始せず、まずは散歩に行ってストレス解消をしたり、ご飯でお腹を満たして気持ちを落ち着かせたりして、満ち足りた状態にしましょう。 次に、音に警戒しないよう静かな部屋に移動する、苦手なタバコやアルコールの匂いを無くすなど、愛犬が安心できる環境を作ることが大切です。 また、飼い主の緊張が伝わり愛犬が身構えてしまう場合があるため、自分自身もリラックスしながら接するようにしてくださいね。
3.嫌がる愛犬に歯磨きを慣れさせる手順 嫌がる愛犬をおさえながら無理やり歯を磨こうとしても、余計に警戒してしまいます。歯磨きが嫌いなワンちゃんには、ここで紹介する6つの手順で徐々に慣れさせていきましょう。
①口元を触ることに慣れさせる 歯磨きしようとすると逃げてしまう犬は、急所である口元を触られるのに慣れていない場合があるため、普段からスキンシップの時に口元に触れるようにしましょう。 口元に触れても怒らなかった時に、たくさん褒めてからご褒美のおやつをあげると徐々に慣れていくはずです。
②直接歯に触ることに慣れさせる 愛犬が口元を触らせてくれるようになったら、次は口の中も触ってみましょう。前歯や犬歯などの触りやすい部分から指で軽く触っていき、大丈夫そうであれば奥歯まで触る範囲を広げていきます。 ただし、嫌がる素振りを見せても無理に続行すると歯に触らせてくれなくなったり、噛まれて飼い主がケガをしたりする場合があるため、すぐに中断しましょう。
③ガーゼや歯磨きシートを使ってみる 愛犬が歯を触られるのに慣れてきたら、指に歯磨きシートを巻き付けて、歯を軽くこすります。歯磨きシートは薄いため愛犬が指の感触を感じられ、すんなりと受け入れてもらいやすいです。 抵抗なく歯を触らせてくれたら、前歯から奥歯に向かって弱めのタッチでこすり磨きをします。
④スポンジブラシを使ってみる 歯磨きシートの次は、ついにブラシ磨きにチャレンジです。とはいえ、いきなり歯ブラシを使うと感触が硬すぎて受け入れられにくいため、柔らかいスポンジブラシで練習を重ねることがおすすめです。
⑤歯ブラシに慣れさせる スポンジブラシに慣れてきたら、いよいよ歯ブラシです。スポンジブラシである程度「口の中に棒状のものが入ること」に慣れていますが、硬さに警戒して抵抗してしまうワンちゃんもいます。 少しでも嫌がったら、歯ブラシと一緒におやつやお気に入りのおもちゃを見せる、歯ブラシで遊ぶといった方法で「歯ブラシは楽しいもの」と愛犬に認識してもらいましょう。
⑥歯ブラシを使ってみる 歯ブラシへの警戒が解けたら、実際に歯磨きをしていきます。犬用歯ブラシを鉛筆のように握り、歯に対して45度の角度で当て、前歯から奥歯に向かって優しくこすりましょう。 犬の歯はエナメル質が薄く、歯茎も敏感なので、人間用の歯ブラシを使ってしまうと歯や歯茎を傷つける可能性があります。歯ブラシはヘッドが小さく毛質の柔らかい犬用歯ブラシを準備してくださいね。    ペテモオンラインストア 犬の歯ブラシ・シートはペテモオンラインストアへ!各種用品も取り揃えております       おすすめ商品をみる    ペテモ動物病院オンラインストア 動物病院推奨歯ブラシ・シートはペテモ動物病院オンラインストアへ!       動物病院推奨商品をみる
4.犬用歯磨きグッズを有効活用 愛犬の歯磨き練習中にも歯周病対策をしたい飼い主は、歯磨きグッズを上手に活用してみましょう。下記におすすめの歯磨きグッズをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
  • ・歯磨きガム
  • ・デンタルケア用のおもちゃ
  • ・歯磨きペースト
  • ・歯磨きスプレー
  • ・液体デンタルケアアイテム
歯磨きガムやデンタルケアおもちゃ、歯磨きペーストは、与えるだけで歯をきれいにする効果があります。 歯磨きスプレーは舐めさせるだけでもOKですが、直接歯に吹きかけると薬液が満遍なく行きわたるのでより効果的です。液体デンタルケアアイテムは、無味無臭なものが多いので、飲水に混ぜても愛犬が嫌がることなく飲んでくれるでしょう。 歯磨きグッズは犬の大きさ(犬種)や噛む力、年齢などを考慮し、愛犬に最適な商品を選んであげてくださいね。    ペテモオンラインストア 犬のデンタルケア用品はペテモオンラインストアへ!各種用品も取り揃えております       デンタルケア用品をみる    ペテモ動物病院オンラインストア 動物病院推奨デンタルケア用品はペテモ動物病院オンラインストアへ!       動物病院推奨デンタル用品をみる
5.まとめ 犬にとって歯磨きは歯周病予防に欠かせない重要なものですが、初めから大人しく磨かせてくれるワンちゃんは多くありません。 もし愛犬が歯磨きを嫌がるようなら無理強いせず、リラックスできる環境づくりから始めることが大切です。散歩に行ったりご飯をあげたりしてストレスを発散させてから、苦手な音や匂いのない部屋に移動するといいでしょう。 また、歯ブラシを何度も口の中に入れようとすると余計に警戒してしまうため、まずは口元を触る練習から始め、次に歯を触るといったように少しずつ慣れさせていきましょう。歯を触られてくれるようになったら、柔らかく抵抗感の少ない歯磨きシート→スポンジブラシ→歯ブラシの順で慣れさせていきます。 愛犬が歯磨きになれるまでの間は、歯磨きガムや歯磨きペーストなどのグッズを活用して歯周病対策をすることがおすすめです。
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