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愛犬のストレスサイン見逃してない?原因の見極め方とストレス発散法
急に愛犬の元気がなくなると心配になりますよね。目に見えるケガや病気がないなら、ストレスを感じているのかもしれません。
そのまま放置すると問題行動や重大な病気につながるケースもあるため、なるべく早く原因を見極めてストレスを解消してあげましょう。
そこでこの記事では、犬がストレスを感じている時に見せる行動や主な原因、ストレス解消法などを紹介していきます。サインを見逃さずワンちゃんの健康を守ってあげましょう!
目次
1.愛犬のストレス 放っておいたら大変なことに!?
2.愛犬のストレスサインを見極めよう!
カーミングシグナル(軽度のストレス)
問題行動(中度のストレス)
体調不良(重度のストレス)
3.愛犬のストレスの原因を特定しよう!
運動不足
栄養・水分不足
スキンシップ不足
人や環境の変化
4.愛犬のストレスを吹き飛ばす!ストレス発散法
散歩や遊びの時間を増やす
栄養バランスの整ったごはんをあげる
スキンシップを増やす
犬用ガムや噛むおもちゃを使う
快適な生活環境を作る
5.まとめ
1.愛犬のストレス 放っておいたら大変なことに!?
犬は人間以上にストレスを感じやすい生き物ですが、話して伝えることができません。その代りにさまざまな表現で飼い主に伝えようとしています。
犬のストレスのサインは普段の行動と大きく変わらないものも多いので見逃しがちですが、放置してしまうと、元気がなくなる、食欲が減るなどの症状がみられ、ゆくゆくは胃潰瘍や皮膚炎など様々な病気の原因にもなります。
愛犬のわずかな変化を見逃さず、早めに対処してあげることが大切です。
2.愛犬のストレスサインを見極めよう!
ここでは、犬がストレスを感じている時に見せる仕草や行動を段階別に紹介します。愛犬がストレスサインを出していないかチェックしてみてみましょう。
カーミングシグナル(軽度のストレス)
・ 目をそらす
・ あくびをする
・ 耳を寝かせる
・ 尻尾が下がる
・ 足を舐める、舌なめずりをする
・ 顔や体を背ける
・ 床のにおいを嗅ぐ
・ 体を小さく震わせる など
犬のカーミングシグナルとは不安や緊張、葛藤などを感じたときに本能的にでる仕草です。不安定な気持ちを相手に伝えて争いを避けるため、自分の気持ちを落ち着かせるために行うといわれています。
日常的に見かける仕草もあるので判断が難しいこともあるかもしれませんが、たくさん寝たのにあくびをする、今まであまり体を舐めなかったのに急に舐めるようになったなど、これまでの様子や周囲の状況をみて、ストレスをチェックしてあげましょう。
問題行動(中度のストレス)
・ 唸る、歯を出して威嚇する
・ 吠える
・ 噛みつく
・ 激しく呼吸する
・ 逃げる、隠れる
・ 物に対するマウンティングや破壊行為 など
中度のストレス段階になると、明らかに普段とは違う行動がみられます。攻撃的な態度やパニックで逃げ隠れするような問題行動は、かなりのストレスを感じているというサインです。
近づいただけで唸ったり、めだつ運動もしていないのにハァハァと荒い息遣いをしたりしているなら、愛犬はひどい緊張状態だといえます。
体調不良(重度のストレス)
・ 運動せずに寝てばかり、無気力になる
・ 食欲が低下する
・ 下痢や嘔吐をする
・ 激しい脱毛がある
・ 皮膚炎や脱毛がおこるほど身体をなめる
・ 手足のつっぱりや震えなどの痙攣発作がおこる
・ 異常行動をする(尻尾を追って回る、異物を食べる、自傷行為など) など
重度のストレス状態になると、消化器系の体調不良や精神的な疾患があらわれます。痙攣発作も起こしやすくなるので、てんかんの持病があるワンちゃんは特に要注意です。
ストレスサインは上記以外にも様々なものがあります。少しでも異変を感じたらすぐにストレス環境から移動させて、中度以上の様子があればなるべく早く動物病院へ連れて行きましょう。
3.愛犬のストレスの原因を特定しよう!
愛犬にストレスサインが見られたら原因を特定して不安を解消してあげましょう。犬のストレスになりやすい主な原因を4つ紹介していきますので参考にしてください。
運動不足
人間には何気ない運動不足ですが、犬にとっては大きなストレスになります。なぜなら、犬は体を動かすのが大好きな生き物であり、日常のストレスを運動で発散しているからです。
また、運動不足によって肥満や筋肉量の低下が起こると、身体が動かしにくくなって十分な運動ができずに更にストレスを溜めるという悪循環にもなりかねません。
散歩中にまだ帰りたくない素振りを見せる、遊んでほしそうにおもちゃを持ってくるなどの行動は運動不足のサインだと思いましょう。
栄養・水分不足
栄養不足や水分不足もストレスの原因になります。
ちゃんとごはんや水を与えているつもりでも、年齢や体格、体質にマッチしていなければ不足してしまうので気を付けましょう。特に、ダイエットをする際はフード切替えやごはんの減量でタンパク質やカロリーが足りなくなるケースが多いので注意が必要です。
また、水をあげると勢いよく飲む、鼻や舌が渇いている、つまんだ皮膚が戻るのに2~3秒以上かかるようなら、かなり水分が不足しています。
スキンシップ不足
飼い主さんとのスキンシップ不足もストレスになります。最近愛犬と遊ぶ時間が減った、留守にする時間が長くなったといった場合は、その変化と寂しさが愛犬の負担になっているかも知れません。
留守番中に家を荒らす、異常に吠える、元気や食欲がないなどのストレスサインに注意しましょう。
人や環境の変化
犬は環境の変化を敏感に察知してそれにストレスを感じます。慣れ親しんだ散歩コースを変えた、暖かい地域から寒い地域へ引っ越した、最近工事でうるさいといった変化があると、慣れない環境に緊張感や恐怖心が生まれ気疲れしてしまいます。
また、子犬の頃から一緒にいた家族がいなくなった、家族に子供ができた、新しいペットを迎えたなど家族構成の変化も寂しさや孤独感につながりやすいので、様子を見てあげましょう。
4.愛犬のストレスを吹き飛ばす!ストレス発散法
愛犬のストレスを減らしてあげれば毎日健やかに、より楽しく過ごせるでしょう。ここでは、すぐにできる犬のストレス発散法を紹介していきます。
散歩や遊びの時間を増やす
犬のストレス解消には運動が一番効果的です。毎日は難しくても、休日や時間がある日に長めの散歩やドッグランに連れて行って愛犬が満足するまで運動の時間とってあげましょう。雨などで散歩に行けないときは、室内でおもちゃ遊びをしてあげるだけでもストレス発散になります。
犬種や性格、年齢によっても適切な運動量が変わってくるので愛犬に合った運動をさせてあげることが大切です。
栄養バランスの整ったごはんをあげる
栄養バランスが整ったごはんを与えていると心身ともに健康になってストレスが溜まりにくくなります。
犬の身体を作る重要な5大栄養素である炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラルのバランスを意識し、愛犬の年齢や体格に合った分量のご飯を与えましょう。特に筋肉量や体温調整を保つタンパク質は重要です。
また犬は脱水しやすいので水も栄養と同じくらい大切。常に新鮮な水を用意してフードの水分量にも注意しましょう。
スキンシップを増やす
大好きな飼い主とのスキンシップは、なによりのストレス発散になります。愛犬が目に入ったら声をかけて撫でてあげるといった習慣をつければ、仕事が忙しくても、疲れていても、触れ合いの機会が作れます。
また、定期的にブラッシングやマッサージをする時間をもうけると、ケアと同時にスキンシップにもなるのでおすすめです。
犬用ガムや噛むおもちゃを使う
留守番中のストレス防止には犬用ガムや噛むおもちゃが効果的です。犬は噛むことが大好きなので、外出する際に与えておくと夢中になって孤独感が軽減されるでしょう。また噛むことによるストレス発散効果や歯石予防も期待できます。
ただし、ガムや噛むおもちゃは誤飲リスクがあるので、愛犬の口のサイズや年齢に合わせて適切なサイズ・硬さのものを選び、破損があるものは与えないようにしっかり管理することが大切です。
快適な生活環境を作る
過ごしやすい快適な生活環境はストレスの予防になります。ハウスを常に清潔にする、愛犬のにおいがついたタオルを置く、留守中も風通しや室温に配慮する、古くなる前に新鮮な水に変えるなどの工夫をするといいでしょう。
5.まとめ
犬のストレスは放置すると病気になってしまう可能性があるので早めに原因を見つけて対処する必要があります。
犬はストレスの度合いに応じて、カーミングシグナル、問題行動、体調不良といったサインを見せるので、しっかりとチェックしましょう。
ストレスの原因には運動不足、水分・栄養不足、スキンシップ不足、人・環境の変化などが考えられます。
運動量やスキンシップを増やしたり、栄養バランスの良いご飯をあげたり、快適な生活環境を作ってあげれば愛犬のストレスを発散してあげられるでしょう。
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