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犬の臭いはどうしたら消える?愛犬と自宅の臭いを減らす方法
犬と暮らしていると気になることの1つに臭いの問題があります。対策としてシャンプーが挙げられることが多いですが、それだけで臭いを全て抑えるのは難しいでしょう。
犬の臭いがする原因は体臭の他にもさまざまあり、それぞれを適切に対策する必要があるのです。
そこで今回は、犬の臭いの原因やすぐに試せる臭いを減らす方法などについてみてみましょう。
目次
1.犬の臭いの原因
2.愛犬の身体の臭いを減らす方法
月に1~2回シャンプーする
ペット用ウェットシートで拭く
雨の日の散歩後はとくに念入りに拭く
頻繁にブラッシングする
毎日歯磨きする
耳の臭いは自分で掃除せずに受診
すぐにケアできないときは服を着せるのも有効
3.家につく犬の臭いを減らす方法
ペット用消臭スプレーをこまめに使う
布製品は月に一度は洗濯・カバーをかける
愛犬のベッドも月に一度は洗濯&こまめにスプレー
おしっこが付いた場所は消臭スプレー&トイレシートでケア
トイレ周りも消臭スプレーや消臭シートで拭き掃除
空間全体には置き型のペット用消臭剤を置く
4.愛犬にとって臭いは安らぎ~やりすぎに注意~
5.まとめ
1.犬の臭いの原因
犬の臭いの原因は、主に体臭と口臭、糞尿のアンモニア臭です。犬特有の体臭は、「アポクリン腺」から出る汗が空気に触れて酸化し、雑菌が繁殖することで発生します。犬の体が大きいほどアポクリン腺の数も多くなるため、小型犬よりも大型犬の方が臭いやすいといえるでしょう。
また、犬の臭いは家や衣類などにも付着します。愛犬を清潔に保っていても室内や衣類が臭うのは、犬の体臭やよだれ、足についたおしっこよごれなどがソファーやカーペット、毛布に蓄積されているからです。
原因を探り1つ1つ適切に対応していけば、犬の臭いを減らすことができるでしょう。
2.愛犬の身体の臭いを減らす方法
ここでは、愛犬の体臭を減らす6つの方法を紹介していきます。
月に1~2回シャンプーする
犬の皮脂汚れを放置しておくと酸化したり雑菌が繁殖したりして臭いの原因となるため、冬の乾燥している時期は3~4週間に1回、梅雨など湿気の多い時期は2~3週間に1回程度シャンプーをしてあげましょう。
洗い残しがあったり生乾きだったりすると雑菌が繁殖し新たな臭いの元となるので、よくすすいでからしっかりとドライヤーで乾かすようにしてください。
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ペット用ウェットシートで拭く
フレンチ・ブルドッグやパグといった顔にシワが多い犬種は、シワの間に皮脂汚れが蓄積しやすいため、ペット用のウェットティッシュや綿棒を使って掃除をしてあげましょう。
食後や散歩の後は汚れが溜まっているケースが多いので、その都度軽く掃除してあげるのがおすすめです。
雨の日の散歩後はとくに念入りに拭く
被毛や皮膚を濡れたまま放置しておくと雑菌が繁殖し臭いがきつくなりやすいです。雨の日の散歩後は、タオルで水気を入念に拭き取りドライヤーをかけて完全に乾かすようにしましょう。
また、散歩で使用した犬用のレインコートや靴などもその都度洗濯すれば雑菌の繁殖を防ぐことができます。
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頻繁にブラッシングする
ブラッシングをすれば臭いの原因となる汚れを除去することができるでしょう。
また、定期的にブラッシングを行えば、皮膚の血行が促進され皮脂の分泌量が安定する、被毛の生え変わりが促進され毛並みが整うといったメリットもあります。
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毎日歯磨きする
犬の臭いを少なくしたいのであれば、体臭だけでなく口臭対策も必要でしょう。犬は臭いの原因となる歯垢・歯石がつきやすく、食後数時間で歯垢になり、約1週間で歯石となってしまうため、毎日のケアが必要です。
愛犬の口臭・歯周病予防として歯ブラシやデンタルスプレーなどを使い、口内環境をきれいに保つようにしましょう。
耳の臭いは自分で掃除せずに受診
垂れ耳の犬は中が湿りやすく常在菌が増殖する可能性が高いため、臭いの原因になりやすいです。ほっておくと外耳炎や中耳炎に発展するかもしれません。
犬の耳はデリケートなので、飼い主が綿棒やコットンで掃除をすると皮膚を傷つけてしまう可能性があります。愛犬の耳が臭うようなら獣医師に診てもらうようにしましょう。
すぐにケアできないときは服を着せるのも有効
定期的にシャンプーやブラッシングをするのが難しい老犬やお風呂が苦手な犬には、服を着せることで多少臭いを軽減できます。
宿泊先で十分な臭いケアができないときの応急処置としても使えるでしょう。
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3.家につく犬の臭いを減らす方法
カーペットやソファー、衣類など家にあるものについた犬の臭いを軽減する方法を6つ紹介します。
ペット用消臭スプレーをこまめに使う
犬の臭いを手軽に消したいならペット用消臭スプレーがおすすめです。ペット用消臭スプレーは下記の基準を満たすものを選ぶのがいいでしょう。
・ペットがなめても安全な天然由来成分のもの
・無香料か香りが強くないもの
犬は鼻が利く動物なので、できるだけ香りが少なく舐めても大丈夫なものを選ぶと安心です。
布製品は月に一度は洗濯・カバーをかける
布製品は犬の体臭や汚れを蓄積しやすいため、クッションカバーやベッドカバーなど洗えるものはこまめに洗濯するようにしましょう。
カーテンは布面積が大きいので犬の臭いをよく吸収します。月に1度程度洗濯すると臭いの軽減に役立ちますよ。
洗うのが難しいソファーは、カバーをかけて定期的に洗濯するのがおすすめです。
愛犬のベッドも月に一度は洗濯&こまめにスプレー
使用時間の長い愛犬のベッドは皮脂汚れがつきやすいので、こまめにペット用消臭スプレーをかけて月に1度は洗濯しましょう。
ベッドの臭いや汚れが落ちない場合は、洗濯するときに除菌・消臭効果の高い塩素系漂白剤を使用するときれいにできます。
おしっこが付いた場所は消臭スプレー&トイレシートでケア
愛犬が粗相をしてしまったら、ペット用消臭スプレーをしてからトイレシーツでおしっこを拭き取る作業を2~3回繰り返し、仕上げにペット用消臭スプレーをもう一度吹きかけましょう。
おしっこが残ってしまうと雑菌が繁殖し臭いの元になってしまうだけでなく、愛犬の粗相を誘発してしまう可能性があるため、拭き残しのないようにしてください。
トイレ周りも消臭スプレーや消臭シートで拭き掃除
トイレシーツの範囲でしっかりおしっこをしていても、トイレ周りの壁や床に飛び散ってしまうことが多いです。
トイレ掃除の際はシーツを取り替えるだけでなく、周辺の壁や床、クレートの下などもしっかりと拭き取りましょう。
空間全体には置き型のペット用消臭剤を置く
どこからともなく犬の臭いがしてくる場合は、家全体に臭いが染みついている可能性があります。このような場合は、置き型消臭剤を設置するのも一つの手です。
消臭剤は香りの弱いものを選び、安全のために愛犬の手が届かない場所に置きましょう。
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4.愛犬にとって臭いは安らぎ~やりすぎに注意~
人間からすると気になる犬の臭いですが、犬は自分の臭いがついている場所をホームだと認識し安心する生き物なので、むやみやたらに消臭するのはおすすめできません。
家中を過剰に消臭する、頻繁に愛犬を洗うなどすると、愛犬は自分の臭いが消えたことで不安になったり、洗い過ぎによって皮膚トラブルを引き起こしたりする可能性もあるでしょう。
臭い対策は1度にすべて行うのではなく、シャンプーをした日にはベッドは洗わないなど愛犬のストレスにならない程度に行うことが大切です。
5.まとめ
犬独特な臭いは「アポクリン腺」から出る汗が酸化することで発生します。他にも犬の臭いの原因は歯垢・歯石から出る口臭やおしっこやうんちのアンモニア臭が考えられます。
犬自体の臭いを軽減するには、こまめにシャンプーをする、ペット用ウェットシートで身体を拭く、ブラッシングするなどが有効です。家に染みついた臭いを軽減するには、臭いが付きやすい布製品をこまめに洗濯する、トイレまわりを拭き掃除する、消臭剤を置くなどの対策があります。
ただし、犬は自分の臭いがする場所を落ち着ける空間と認識するので、消臭のし過ぎには注意してくださいね。
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