柴犬の性格・特徴とは?
種類や飼い方のコツについても知っておこう!
日本のみならず世界中から愛される柴犬は、見た目が可愛いだけでなく高い忠誠心をもつ性格も有名です。

ただし、元々狩猟犬として活躍していた柴犬は、警戒心が高い犬種でもあります。トラブルにならないように、飼い方やしつけのコツをしっかりと覚えておきましょう。

この記事では、これから柴犬を買おうか迷っている人に向け、柴犬の性格や特徴、飼い方のコツなどを紹介していきます。
目次
1.柴犬の特徴・性格とは? まずは柴犬の性格や特徴についてみていきましょう。
柴犬の特徴 日本原産の犬種である柴犬は、くるっと巻いた尻尾と三角にピンと立った耳が特徴的で、顔つきはキツネ顔とタヌキ顔の2種類にわかれます。 筋肉質な身体に、寒い環境でも適応できるダブルコートのしっかりとした硬めの毛が生えています。 日本犬には柴犬のほかに紀州犬や四国犬がいますが、その中で唯一小型犬に分類されており、成犬の体高は35~40cm、体重は7~10kgくらい。近年よくみかける小柄な「豆柴」は小柄な柴犬同士を交配させてできた特殊な柴犬です 柴犬は2009年に公開されたアメリカ映画「ハチ公物語」により海外で一躍有名になり、「SHIBA」と呼ばれ人気を獲得しています。
柴犬の性格 柴犬は元々猟犬や番犬として活躍してきた犬種なので、勇敢で警戒心が強く、我慢強い性格をしていますが、自立心が強くベタベタされるのを嫌うため、時には頑固に感じられる場合もあります。 忠誠心も強いので主人に甘える姿もみられますが、それ以外の人には警戒して吠えてしまうケースも多いため、トラブルには要注意です。しかし、幼い頃からきちんとしつけをすれば他の人や犬ともうまくコミュニケーションを取れるので、比較的飼いやすい犬種といえるでしょう。 猟犬の名残もあり、おもちゃ遊びや運動が大好きです。
2.柴犬にも種類がある! 柴犬は日本犬保存会に「柴犬」として1種類で登録されていますが、正確には地域ごとに特徴が違う5種類の「地柴」がいます。
信州柴 信州柴は柴犬のベースとなった種で今いる柴犬の9割以上のルーツといわれています。丸っこい顔立ちに小さい三角耳、丸すぎず細すぎない三角目、下あごが厚く丸まった口元が印象的な愛らしい外見をしています。身体は筋肉質でがっしりしており、飼い主に友好的で従順な性格の持ち主です。
美濃柴 狩猟犬としての特性を最も強く受け継いだ美濃柴は現在約170頭しかいない希少な犬種で、昭和11年に天然記念物に指定されています。顔は全体的に丸っこいたぬき顔で、鮮やかな緋赤の被毛が最大の特徴です。警戒心が少なく人懐っこい性格で、飼い主にとても従順です。
山陰柴 山陰柴は頭と身体がスリムで赤みがかった真っ直ぐな被毛が特徴の柴犬で、背中と平行に沿った「差し尾」や上向きの「太刀尾」を持つ個体が多い傾向にあります。性格は温厚で無駄吠えも少なく、病気もしにくいので柴犬の中でも比較的飼いやすいでしょう。
縄文柴 縄文柴は、すでに絶滅してしまった縄文時代の日本犬を再現しようと古代の特徴を色濃く残す柴犬を交配してつくられた柴犬で、現在は約300頭の縄文柴がいます。顔はキツネ顔で、額の段差が浅く身体は筋肉質でがっちりしており、大きな歯を持っているのが特徴です。現代の柴犬を先鋭化したような性格で、強い警戒心と忠誠心を持っています。
川上犬 ニホンオオカミの血を色濃く受け継ぐ川上犬は、信州柴犬の仲間で現在は全国に約300頭しかおらず、長野県の天然記念物に指定されています。オオカミのような凛々しい顔つきで毛足も長く、通常の柴犬よりも身体が一回り大きいのが特徴です。好奇心旺盛で警戒心が強く、飼い主以外の人にはなかなか懐きません。
3.柴犬の飼い方のコツ 警戒心と忠誠心の強い柴犬は飼い主以外になつきにくい性格ですが、飼い方次第でコミュニケーション上手になります。コツを押さえておきましょう。
子犬期に適切なしつけと社会化を行う 柴犬は忠誠心も高いので子犬期から主従関係をしっかりと教えておくと、飼い主の言う事を聞いてくれやすい犬に育ちます。 早い段階で柴犬より立場が上ということを明確にしておかないと、飼い主のいうことを聞かず警戒心の強い性格も相まって他人や他の犬ともトラブルを引き起こしかねない性格でもあるので、小さいうちに主従関係は明らかにしておきましょう。 また、小さい頃から他人や他の犬と触れ合う機会を作って社会に慣れさせておくとフレンドリーで人懐っこい性格になります。
定期的にブラッシングをする アンダーコートとオーバーコートの2種類の被毛をもつダブルコートの柴犬は、抜け毛がかなり多く、頻繁にブラッシングをしないと皮膚病になってしまうほど。 ブラッシングは健康維持にも飼い主との信頼構築にも最適です。できれば毎日、少なくても2日に1回は行うのがおすすめ。とくに春から夏にかけてと秋から冬にかけては毛が替え変わる換毛期なのでいつもより念入りにしてあげましょう。
いっぱい運動させてあげる 猟犬のルーツをもつ柴犬は運動欲求が高いので、たくさん運動させてあげる必要があります。運動不足はストレスで不機嫌になりかねません。1日2回30分ずつの散歩のほか、室内で身体を使った遊びができるように工夫しましょう。 おもちゃ遊びが苦手な柴犬にはルームランナーやアスレチックなどの運動器具を用意してあげるのもおすすめです。悪天候で散歩に行けない日でもストレスを発散させてあげられますよ。
4.まとめ 日本原産の柴犬はくりっとした目にピンと立った耳が特徴で、忠誠心や警戒心が高い性格の犬種です。他人には懐きにくい性質もありますが、子犬期にしっかりしつけをして主従関係をわからせておくと、成犬になってからいうことを聞いてくれやすくなります。 柴犬には信州柴や美濃柴、山陰柴など5種類の「地柴」が存在しますが、ほとんどが希少種で今いる9割以上の柴犬は信州柴に分類されます。 警戒心が強い柴犬を飼うコツは、子犬期から主従関係を教えるしつけとブラッシングによるコミュニケーション、たくさん運動させてストレスを軽減させてあげることです。ポイントを押さえて仲良く過ごせる信頼関係を手に入れましょう。    ペテモオンラインストア 柴犬のフード・おやつはペテモオンラインストアへ!各種用品も取り揃えております!       おすすめ商品をみる
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