ジャックラッセルテリアの特徴と性格
飼い方のコツや費用も抑えよう!
ジャックラッセルテリアはその小さくて可愛い見た目に反して、初心者には飼いにくいといわれることもあります。しかし、実際は比較的しつけやすく、飼い主に従順な犬種です。

家族として迎え入れるならジャックスラッセルテリアの特徴や性格について知っておくことが大切です。

そこで今回は、ジャックスラッセルテリアの特徴や性格、飼うのにかかる費用、飼い方のコツについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.ジャックラッセルテリアの特徴 ジャックラッセルテリアはイギリス原産の小型犬で、体長が体高よりも少し長く細身ながら身体の筋肉が発達しているのが特徴です。 毛色は白がベースで顔や耳、背中など体の一部に黒や褐色の大きな斑があります。毛質は短いスムースコート、ウェーブのかかったワイヤーコート、短毛と長毛が入り混じるブロークンコートの3種類です。 多くの場合、耳が垂れていますが、中には半直立した耳を持つ子もみられます。もともと狩猟犬として飼われていた歴史があり、現在でもその名残で断尾が行われることもあるようです。 比較的病気になりにくい犬種といわれていて、平均寿命は13~15年程です。成犬になると体高は25~30cm、体重は5~6kg程度になります。
2.ジャックラッセルテリアの性格 ジャックラッセルテリアは陽気で好奇心旺盛な性格を持ち、家族を楽しませてくれる存在です。やんちゃで頑固で負けず嫌いな一面もあり、一度興奮するとなかなか落ち着かないこともあります。 典型的なワンマンズ・ドッグなので、しっかりとしつけをしていれば飼い主の指示によく従ってくれるでしょう。一方、賢さも併せ持っているので、飼い主の力不足を見抜くと主従関係が崩れてしまうケースもみられます。 優秀な狩猟犬の素質を受け継いでいるため、勇敢で反射神経も高く、見知らぬ人や動物に吠えやすい犬種です。うさぎやハムスターなど小動物を見ると追いかける習性があるので、室内で他の動物と生活させるときは注意が必要でしょう。 小さく可愛らしい見た目に反して、狩猟犬としての賢さや運動力を併せ持つので、初心者には飼うのが難しいと誤解されることもあるかもしれません。しかし、ジャックラッセルテリアは、子犬の頃からきちんとしつけて社会性を持たせれば、優れた家庭犬として育ってくれることでしょう。
3.ジャックラッセルテリアを迎え入れるのに必要な費用 ジャックラッセルテリアの子犬の価格は、およそ20~50万円です。ただし、価格は血統や斑のバランス、生まれてからの日数などにより変動します。 犬を飼うためには、購入費用に加えて初期費用として約6~8万円程が必要になります。具体的な内訳は以下の通りです。
  • ・事前に準備すべき備品(クレート・爪切り・リードなど):4~5万円
  • ・ワクチンや健康診断の費用:2~3万円
また、飼い始めてから1カ月毎にかかる費用は、1~2万円程になります。
  • ・フードなど食費:3~5千円
  • ・日用品代:1~3千円
  • ・グルーミング代:3~8千円
  • ・医療費:3千円
  • ・ペット保険:1~3千円
ジャックラッセルテリアを家族として迎え入れる際は、初期費用や1カ月毎にかかる費用も考慮に入れておきましょう。
4.ジャックラッセルテリアの飼い方のコツ ジャックラッセルテリアはいくつかのポイントを抑えて育ててあげれば、とても飼いやすい犬種です。ここでは、ジャックラッセルテリアの飼い方のコツについてみていきましょう。
毎日運動させてあげる ジャックラッセルテリアはとてもタフでスタミナのある犬種です。体格は小さめですが、大型犬と同じくらいの運動量が必要といわれています。運動不足でストレスを溜めると、吠えたり攻撃的になったりすることもあるでしょう。 そのため、室内飼いをするなら毎日朝晩30分以上は散歩に連れて行くようにしてください。子どもと一緒に遊ばせたり、物探しなど頭を使ったゲーム遊びをさせたりするのも喜びます。 休日はドッグランに連れて行って思いっきり走らせると、エネルギーを十分に発散できるでしょう。興奮しやすい性格でもあるので、運動後のクールダウンも取り入れてみてください。
子犬のころからしつけをする ジャックラッセルテリアは刺激への反応性が高く、吠えたり噛みついたりしやすい犬種です。そのため、子犬の頃から飼い主の指示に従う習慣をつけておくことが大切です。 特に、普段から興奮状態や吠えをコントロールできるように、「待て」はしっかり覚えさせましょう。遊びの最中やご飯の時に興奮する様子がみられたら、「待て」と声をかけて、落ち着くことができたらおやつをあげるようにするとスムーズにしつけられます。 子犬のうちから一貫性のあるしつけをしておけば、飼い主さんの指示をしっかり聞いてくれる賢い犬に育つでしょう。
関節のトラブルをケアする ジャックラッセルテリアは、膝蓋⾻脱⾅などの関節のトラブルが起こりやすい犬種です。普段から関節を傷めないようにケアをしてあげましょう。 室内で飼う場合は滑りにくい床材を敷く、大きな段差を無くすなど関節への負担がかかりにくい環境づくりが大切です。 また、ドッグフードは体格に合わせて適切な量を与え、肥満にならないように注意しましょう。肥満になると関節トラブルのリスクが高まります。フードの中には、関節をケアする成分が含まれたものもあるので、活用してみるのもおすすめです。
5.まとめ ジャックラッセルテリアはイギリス原産の小型犬で、テリア種の体型と白をベースに斑の入った被毛が印象的です。陽気で好奇心旺盛な性格で、しっかりとしつけをしていれば飼い主の指示によく従ってくれる賢い犬です。 ただし、賢さも併せ持っているので、飼い主の力不足を見抜くと主従関係が崩れてしまうケースもみられます。子犬の頃から一貫性のあるしつけを行うことが大切です。 ジャックラッセルテリアはとてもタフな犬種なので、日頃から運動させてあげるようにしましょう。毎日朝晩30分以上の散歩は欠かさないようにしてください。また、関節のトラブルが起こりやすい犬種でもあるので、関節に負担がかかりにくいような環境づくりや、食事管理を徹底してあげましょう。
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