ポメラニアンの毛色は何種類ある?
~人気の毛色や色に関する注意点も~
ポメラニアンは毛色がとても豊富な犬種です。メジャーなホワイトやクリーム、オレンジの他にも、ブラックやブルーなどのバリエーションがあります。

それぞれの色によって印象も変わってくるので、こだわって選びたいと思う人も多いことでしょう。実際にポメラニアンを家族として迎え入れるなら、どんな毛色があるのかや、毛色に関する注意点をしっておく必要があります。

この記事では、ポメラニアンの色の種類や特徴、毛色に関する注意点について解説します。これからポメラニンを飼おうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.ポメラニアンの毛色は何種類ある? ポメラニアンはドイツ原産の小型犬で、ポーランドにまたがるポメラニアン地方の牧羊犬が祖先です。ふさふさの毛とくりくりした大きな黒目が特徴的で、国内でもペットとして人気があります。 被毛は上毛と下毛があるダブルコートとなっており、中には上毛と下毛の毛色が異なる個体もみられます。 ポメラニアンというとホワイトやクリーム、オレンジのイメージがありますが、実際には多様な毛色があります。 ポメラニアンの毛色は、イヌの品種の認定および犬種標準の指定などを行うJKC(一般社会法人ジャパンケネルクラブ)が認めているだけで10種類に及びます。規定外のものを含めると、実に20種類以上の毛色があるといわれています。
2.ポメラニアンの人気色9選! ここでは、ポメラニアンの人気色についてみてみましょう。
ホワイト ホワイトはポメラニアンの先祖とされるジャーマンスピッツやサモエドが基となっている毛色です。ポメラニアンが誕生した当初の毛色はホワイトのみであり、長い時間をかけてバリエーションが増えていったといわれています。 子犬の頃は真っ白でも、成長するにつれて身体の一部に他の色が出てきたり、全体的にクリームに近くなったりする場合もしばしばです。そのため、成犬で完全に真っ白なポメラニアンは非常に珍しいでしょう。 ホワイトの被毛は汚れが目立ちやすいので、ブラッシングやシャンプーなどのケアをこまめに行ってあげる必要があります。
クリーム クリームは日本でポメラニアンが流行した頃から人気のある毛色です。色の濃さは犬によって異なり、子犬から成犬になるにつれて薄くなったり濃くなったりします。 アクティブなイメージがあるポメラニアンですが、クリームは毛並みのふわふわ感を強調するので、優しい印象に見えるでしょう。ホワイトよりも比較的涙やけが目立ちにくいのもポイントです。
オレンジ オレンジはポメラニアンの中でも定番の毛色です。繁殖が比較的容易なことから登録数が最も多い毛色でもあります。 オレンジはポメラニアンの毛色が最も美しく見える色ともいわれており、ドッグショーなどで多く活躍しています。 近年では、オレンジの被毛に先端がブラックや褐色の「オレンジセーブル」も人気です。
ブラック ブラックは毛色の種類が多いポメラニアンの中でも比較的珍しい毛色になります。ブラックをベースとして鼻や目元、足などに茶色が混ざった「ブラック・タン」も希少な毛色です。 シャープでクールな印象を与えるだけでなく、ポメラニアンの艶やかな毛並みをより一層引き立ててくれるでしょう。ブラックはそのエレガントさから、日本だけでなく世界でも人気の毛色です。
ブルー ポメラニアンの中では個体数が少なく、希少な毛色がブルーです。実際に毛が青いわけではなく、日光が当たると青みがかったグレーに見えることからブルーと呼ばれています。 完全にブルー1色のポメラニアンは非常に少なく、その分価格も高額です。ホワイトにブルーが混ざる「ブルーセーブル」や大理石模様のようになる「ブルーマール」といった毛色もみられます。 ブルーは遺伝子上の問題から他の毛色よりも病気のリスクが高いといわれているため、迎え入れるなら定期的な健康診断などで様子をみてあげるようにしましょう。
ビーバー ビーバーはオレンジセーブルと濃いクリーム色の中間色のような毛色で、動物のビーバーに似ていることからそう名付けられました。日光に当たると、北欧を連想するような透き通る黄昏色になるのが特徴です。 ポメラニアンの中でも珍しい色で、薄いベージュが毛並みの美しさを引き立てます。交配が難しいためあまりお目にかかれないレアカラーとされています。
チョコレート 濃い茶色が柔らかさと可愛らしい印象を与えるのがチョコレートです。ポメラニアンのふわふわした被毛と相性がよく、とても愛らしい子犬感があります。カットによってはクマのぬいぐるみのようにイメチェンできます。 日本でも人気がありますが、交配が難しく滅多に出会えない希少な毛色です。
ウルフセーブル ウルフセーブルはクリームをベースとして毛先にブラックの差し色が入った毛色です。ホワイトと同じく古くから存在する毛色で、人為的な交配によって作られた色ではありません。 それぞれに差し色の入り方が異なるので、同じ模様のポメラニアンは滅多にいない魅力があります。成犬になるにつれて毛色が変化しやすいのもウルフセーブルの特徴です。
パーティーカラー パーティーカラーはホワイトをベースとしてブラックやブルー、チョコレートなどはっきりとした色の模様が入る毛色です。色の組み合わせや現れる場所は犬によってそれぞれなので、個性がはっきりと出ます。 全く同じ毛色の犬は存在しないため、ユニークな毛色を重視したい人にもおすすめです。
3.ポメラニアンの毛色は変化する ほとんどのポメラニアンは、子犬から成犬になるにつれて毛色が変化します。子犬の時期と成犬の時期で、全く毛色が変わらないことは滅多にないといえるでしょう。 また、ポメラニアンの毛色の変化は1度だけではなく、少なくとも3回、多ければ7回以上も色変わりをします。 子犬のポメラニンを飼う場合、将来どのように毛色が変わっていくかは判断が難しいでしょう。そのため、「成犬になったら好みの毛色ではなくなった」ということもあるかもしれません。 ポメラニアンを飼うなら毛色の変化も個性だと捉えて、ポジティブに向き合ってあげるようにしましょう。
4.まとめ ポメラニアンはドイツ原産の小型犬で、ふさふさした毛とくりくりした大きな黒目が特徴的な犬種です。 ポメラニアンの毛色はオレンジやクリームだけでなく、ブラックやブルー、チョコレート、クリームをベースとして毛先にブラックの差し色が入ったウルフセーブル、ホワイトをベースとしてブラックやブルー、チョコレートなどはっきりとした色の模様が入ったパーティーカラーなどがあります。 ほとんどのポメラニアンは、子犬から成犬になるにつれて毛色が変化します。毛色の変化を楽しみながら飼えるのも、ポメラニアンの大きな魅力といえるでしょう。
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