犬を飼うときに必要なものの1つがペットシーツです。ペットシーツは様々なメーカーから発売されていますが、中でも大きさで迷う人が多くみられます。愛犬に合ったペットシーツは、どのように選べばいいのでしょうか。

また、ペットシーツには使い方や捨て方にもポイントがあります。賢く使用することで、愛犬が快適に暮らせるようになるでしょう。

そこで今回は、ペットシーツの大きさや厚さなどの選び方、使い方と捨て方のコツを紹介します。
1.ペットシーツの大きさはどれくらいがいい? 一般的に、ペットシーツは犬の身体の2倍程度の大きさがベストといわれています。ペットシーツにはレギュラー、ワイド、スーパーワイドの3種類のタイプがあります。それぞれの大きさは以下の通り。【ペットシーツのタイプごとの大きさ】
レギュラー 約45cm×30cm
ワイド 約60cm×45cm
スーパーワイド 約90cm×60cm
トイプードルやチワワなどの小型犬ならレギュラータイプ、コーギーやフレンチブルドッグなどの中型犬ならワイドタイプ、サモエドやゴールデン・レトリバーなどの大型犬ならスーパーワイドタイプが目安の大きさです。サイズが小さすぎると犬がおしっこをはずしてしまう可能性があります。床や家具などにおしっこの臭いがついてしまうと、そこでトイレをするようになるので、適切な大きさのものを使ってトイレトレーニングを行うのがいいでしょう。メーカーによってはレギュラーとワイドの中間にあたるセミワイドや、ワイドとスーパーワイドの中間にあたるワイドプラスといったサイズを取り扱っている場合もあるので、もう少し大きい・小さいものが欲しいというときに活用してみましょう。超小型犬や子犬などレギュラータイプでも大きすぎる場合は、カット可能なペットシーツを使う手もあります。カットしても中の素材が出てこないので安心して使用できます。 2.サイズ以外にもある!ペットシーツの選び方 ペットシーツには、サイズ以外にも抑えておきたいポイントがあります。ここでは、ペットシーツの選び方を3つのポイントで解説します。 ペットシーツの厚さ ペットシーツには薄型と厚型があります。薄型は吸収力が低くこまめに取り替える必要がありますが、比較的安価でコスパが高いことがメリットです。家族で暮らしていたり在宅勤務をしていたりと家にいる時間が長く、常に取り替えができる人におすすめです。反対に厚型は、比較的高価な分吸収力が高く長持ちします。家を空けることが多くこまめに取り替えができない人におすすめです。家にいるときは薄型、家を空けるときは厚型と使い分けるのもいいでしょう。 香料の有無 ペットシーツには香料つきのものと無香料のものがあります。犬の嗅覚は鋭く人工的な香りがストレスになる可能性があるため、基本的に無香料タイプのものを使用するのがいいでしょう。吸収力の高いシーツを選べば、おしっこの臭いは広がりにくいのであまり香料をつける必要はありません。ただし、長期間家を空ける必要がある、トイレトレーニングをするという場合には香料つきのものが役立ちます。 使い捨てか否か ペットシーツには使い捨てタイプと洗って繰り返し使えるタイプがあります。使い捨てタイプはおしっこをしたら新しいものに交換するだけで済むので、洗濯の手間がかかりません。お世話を気軽に済ませたいという方におすすめです。とはいえ、犬を飼うと1日あたり3枚程度のペットシーツを使うことになるため、意外と出費がかさみます。少しでもコストを抑えたい方は繰り返し使えるタイプを選びましょう。 3.ペットシーツの使い方のコツ ペットシーツは使い方のコツを覚えるだけで、すぐに清潔に使用できるようになります。以下の3つのコツを覚えておきましょう。 こまめに取り替える ペットシーツはこまめに取り替えるようにしましょう。汚れたまま放置しているとおしっこを吸収できなくなり愛犬の足が濡れてしまったり、雑菌が繁殖して愛犬の健康を害したりする可能性があります。こまめに取り替えれば、臭いも気になりにくく、清潔に保てます。 しっかりと固定する ペットシーツを固定しないと、犬が動いたり風が吹いたりしてズレてしまい、おしっこを失敗する可能性があります。ズレないように、ペットシーツ用のトレーやテープを使用するのがおすすめです。 男の子の場合は壁にも注意する 男の子の場合は足を上げておしっこをするので、床だけでなく壁にも注意する必要があります。おしっこが飛び散りそうなところにシーツを貼る、男の子用の壁置きトイレを使用するなどの対策をしましょう。 4.ペットシーツは捨て方にも注意しよう! ペットシーツはそのまま捨てると臭いが漏れ出てしまうので、捨て方にも注意する必要があります。ペットシーツを捨てる際は、うんちはトイレに流し、ビニール袋に入れて密封して臭い漏れがないようにしましょう。また、臭いは時間が経つほど強くなるので、なるべく早くゴミに出すようにしてください。一般的に、ペットシーツは可燃性なので「燃えるゴミ」に出して問題ありません。ただし、自治体によって捨て方が異なる場合もあるので、住んでいる地域のルールに従うようにしましょう。 5.まとめ ペットシーツにはレギュラー、ワイド、スーパーワイドの大きさがあります。トイプードルなどの小型犬ならレギュラータイプ、コーギーなどの中型犬ならワイドタイプ、ゴールデン・レトリバーなどの大型犬ならスーパーワイドタイプを選びましょう。他にも、ペットシーツの厚さや香料の有無、使い捨てか否か、が選ぶ基準です。自身の生活スタイルを考慮して、ちょうどいいシーツを探してみてください。また、ペットシーツは選び方だけでなく、使い方や捨て方も知っておきましょう。おしっこやうんちをする度にこまめに取り替えて、ゴミはビニール袋に入れて密封すれば清潔に保てますよ。
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