最近「愛犬が留守番中に吠えて困っている」という飼い主さんが多いようです。近隣の方の迷惑や苦情を思うと、一日でも早く対策をしたいことでしょう。

犬の留守番中の吠えを防ぐには原因を把握したうえで、吠える理由に寄り添った対策を取ることが大切です。

そこで今回は、愛犬が留守番中に吠える原因や防止する方法、吠え防止に役立つアイテムをご紹介します。
1.愛犬が留守番中に吠える原因は? 飼い主さんがいない間に愛犬が吠えてしまうのには理由があります。よくある3つの原因を見てみましょう。 寂しさを感じている 犬は本来群れで行動する動物なので、ひとりきりなのが寂しくて吠えている場合があります。特に、いつも誰かが在宅している家や留守番に慣れていない子に多くみられる理由です。 警戒している 警戒心が強い子は、窓から人や動物が見えたり、外から物音がしたり、外的な刺激があったときに吠えてしまいます。インターホンもよく対象になります。そういったケースでは、自分の縄張りに誰か侵入してくるのではないかと警戒して吠えている場合が考えられます。 2.留守番中に吠えるのを防止する方法 ここでは留守番中に吠えるのを防止する方法を3つ紹介します。愛犬が吠える原因を取り除いてあげれば、自然と吠える頻度も減らせるはずです。 お出かけ前のスキンシップは控えめにする 留守番がかわいそうだからと、お出かけ時に濃密なスキンシップをしてしまうと、かえって離れる寂しさが増してしまいます。優しい言葉をかける程度にして、さらりと出てしまいましょう。外出の準備を愛犬の目につかない場所でするのも大切です。 飼い主のにおいがついたタオルで安心させる 寂しさが原因で吠えている場合は、飼い主さんのにおいがついたタオルなどを与えて愛犬を安心させましょう。普段使っているお気に入りのおもちゃを与えるのもおすすめです。愛犬がリラックスできる環境を整えることで不安が抑えられて、ひとりでも吠えずに留守番できるかもしれません。 音楽を鳴らしておく 留守の間に音楽をかけて常に音が鳴っている状態にすると、外の物音やインターホンに過剰に反応しにくくなります。生活音がない静かな家にいると、わずかな物音でも警戒して吠えやすくなります。犬は人間より耳がいいので、ラジオや音楽プレイヤーなどを使って愛犬が不安になる物音を紛らわせてあげるといいでしょう。 3.留守番中の吠え防止に役立つアイテム ここでは、愛犬が吠えずに過ごせる、安心できる環境作りに役立つアイテムを紹介します。 クレートやサークル クレートやサークルを使って留守番中のハウスを作ってあげると、警戒する範囲がハウス内に限られるため、ストレスが減って吠えにくくなります。最初は入るのを嫌がる場合は、お気に入りの毛布やにおいの付いたトイレコーナーなどをセットして徐々に慣らしてあげましょう。 窓ガラスの目隠しシート 窓から人通りがよく見えるなら、窓ガラスに目隠しシートを貼るのも効果的です。愛犬が警戒している人や動物などが見えなくなれば、吠える頻度も減っていくでしょう。目隠しシートは、床上から愛犬の目線よりもやや高い位置まで貼ればOKです。100均でも購入できるのでぜひ試してみてください。 4.吠えが治まらないなら分離不安症の可能性も 吠える原因を探して対策をしても治まらないなら、「分離不安症」の可能性もあります。分離不安症とは飼い主さんと離れることに強い不安を感じ、精神的・肉体的な不調が出る症状です。飼い主さんが少し見えなくなるだけで吠え続ける、粗相をする、足を舐め続ける、しっぽを噛むなどの症状がある場合は分離不安症の可能性が考えられます。家具の破壊や嘔吐・下痢、一点を異常に掘り続ける様子にも注意です。分離不安症は放置すれば悪化する危険性があるので、症状に気がついたら早めに獣医師に相談するようにしましょう。 5.まとめ 愛犬が留守番中に吠えるのは、飼い主さんがいない寂しさや不安、縄張りを守るための警戒心が主な原因です。寂しがっているようであれば、飼い主さんのにおいがついているタオルやおもちゃなどを置いておくと吠えが緩和するでしょう。警戒心が強い子であれば、音楽をかけて外の音が目立たなくさせる、目隠しシートで外が見えないようにするなどストレス原因を減らしてあげましょう。クレートやサークルで愛犬がおちつけるハウスを作るのも効果的です。いくつかの対策を試しても吠えが止まず、問題行動があるようなら不安分離症の可能性も考えられます。愛犬の様子をよく観察して、気になる点はかかりつけ医に相談してみましょう。
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