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ゴールデンレトリバーの性格を知りたい!特徴・飼い方のコツについても解説
掲載日: 2023.09.30
大型犬は総じて温厚な性格の犬種が多く、トレーニングにも向いているため、日本にもたくさんのファンがいます。特に人気の犬種のひとつがゴールデンレトリバーで、金色に輝く被毛に憧れを抱き「いつか飼ってみたい!」と考えている人も少なくありません。
ゴールデンレトリバーはフレンドリーな性格をしているため、その愛くるしさに心をつかまれてしまうと、誰もがたちまち虜になってしまうでしょう。
そこで今回は、ゴールデンレトリバーの性格や特徴・飼い方のコツについて解説します。
1.ゴールデンレトリバーの性格
ゴールデンレトリバーは、総じて友好的な性格のため、これまで犬と暮らした経験が少ない人でも安心して迎えられる犬種です。まずは、ゴールデンレトリバーの性格について解説します。
穏やかで社交的
ゴールデンレトリバーは、社交的な性格で、比較的飼い主に懐きやすいタイプの犬種です。基本的に穏やかな性格の子が多く、誰とでも打ち解けやすい性格といえるかもしれません。
家族や隣人だけでなく、他の犬・動物とも友好的な関係を築きやすいのが特徴で、子ども好きな一面もあります。大型犬の中には、小さな子どもがいる家庭で飼うのに向かない犬種もありますが、ゴールデンレトリバーなら子どもからも愛される犬に育つことでしょう。
怒ることは少ない
ゴールデンレトリバーには、精神的に安定している子が多いので、怒ったり、神経質になったりすることは少ないでしょう。ただし、他のレトリバー種に比べて精神的にやや幼い傾向が見られ、嬉しいとはしゃいだり興奮したりする子もいます。
番犬には不向き
ゴールデンレトリバーの多くは、人や他の動物と一緒にいることを嫌がらず、人懐っこい性格をしています。その反面、警戒心が薄い傾向にあるため、番犬には不向きな犬種といえるかもしれません。
2.ゴールデンレトリバーの特徴
大型犬を飼ったことがない人の中には、ゴールデンレトリバーがどのくらい大きいのか、種類はどのくらいあるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。以下、ゴールデンレトリバーの大きさ・種類など、特徴的な部分を解説します。
体高・体重
ゴールデンレトリバーの標準体高は51cm~61cm、体重は25~34kgと大きく、たくましい体つきです。日本では大型犬に分類されますが、海外では中型犬として分類される場合があります。
種類
ゴールデンレトリバーには、アメリカン・イングリッシュの2種類が存在しており、それぞれ以下のような特徴が見られます。
アメリカン
アメリカンタイプは、茶色っぽい鼻とスレンダー体形が特徴です。毛色はゴールドですがバリエーションは豊富で、茶色っぽく見える子もいれば、黄色が強い子もいます。
明るく好奇心旺盛ですが、作業を任せるのに向いているため、盲導犬・聴導犬として活躍している子もいます。
イングリッシュ
イングリッシュタイプは、アメリカンタイプと比べて筋肉質なのが特徴です。耳の位置がやや低め、毛色は薄めでウェーブがかかっている子が多く見られます。
地上や水中に落ちた獲物を拾って回収する「レトリーブ」が得意な性質を活かし、水難救助犬としても活躍しています。
3.ゴールデンレトリバーとの暮らし方
新しい子をお迎えする前に、食事や散歩などで気を付けたい点を知っておくと安心です。以下、ゴールデンレトリバーと一緒に暮らすために知っておきたい基礎知識をご紹介します。
食事
大型犬のため、食事の量は多い傾向にあり、食欲も旺盛です。1日に1,800kcalを目安に、一般的なドッグフード500g前後を与えるのがよいでしょう。
散歩・運動
基本的に活動的な犬種であることから、運動はしっかりさせてあげる必要があります。散歩は1日2回、最低30~60分の時間を確保し、ドッグランがあれば自由に運動させましょう。
家の中では、知育おもちゃをつかった遊び・トレーニングもよいでしょう。泳ぎが得意な子も多いので、専用プールがあれば泳がせたいところです。
普段のお手入れ
ブラッシング・歯磨きは、スキンシップもかねて毎日丁寧に行いましょう。爪の長さは2週間に1回のペースでチェックし、シャンプーは月1回を目安にします。
4.ゴールデンレトリバーの飼い方のコツ
ゴールデンレトリバーと末永く一緒に暮らすためには、普段の様子を観察しつつ、体調を崩さないよう適切な管理が必要です。以下、ゴールデンレトリバーといつまでも楽しく過ごせるよう、飼い主として押さえておきたいコツをご紹介します。
しつけ
学習能力が高く、人懐っこい性格のため、ほめて伸ばすことをしつけの方針にしましょう。ただし、成長すると身体も大きくなるので、飛びつき・甘噛みのしつけはしっかり行います。
甘噛み防止のしつけとしては、おもちゃなど噛んでもよいものを与えて、人の手足で遊ぶことを覚えさせないようにする方法があります。名前を呼んでアイコンタクトをとってから、待て・お座り・伏せなどのコマンドを覚えさせるとよいでしょう。
注意点
食欲旺盛で、好奇心旺盛なところがあるゴールデンレトリバーと暮らすにあたっては、以下の点に注意が必要です。
誤飲誤食
口が大きい犬種のため、ボール・靴下などで遊んでいるうちに、誤飲・誤食する可能性があります。おもちゃ・靴・ごみ袋などを片付けるだけでは不十分な場合もあることから、仕切り・ゲートでルートをふさぐことをおすすめします。
肥満
食欲旺盛な様子を見ると、飼い主としてはついつい食べさせてあげたくなりますが、食事を与え過ぎると肥満になるのは人間と同じです。しつけで使用するおやつも含め、摂取カロリーはしっかり調整しましょう。
病気のサイン
ゴールデンレトリバーで特に注意したい病気には、股関節形成不全・胃捻転・骨肉腫などがあげられます。股関節形成不全は、ゴールデンレトリバーの遺伝的疾患のひとつで、足をひきずる、うさぎ跳びのような走り方をしているような場合は、動物病院へ相談するのがよいでしょう。
お腹が異常に膨らむ・よだれが大量に出るなどの症状が出た場合は、胃捻転の疑いがあります。また、高齢になると足に骨肉腫が発生しやすい傾向にあり、その場合の完治は厳しいとされます。
5.まとめ
ゴールデンレトリバーは、人・他の動物を問わず受け入れられる、友好的な性格をしています。他の犬種では難しい場合がある、小さい子どもとの生活にも向いているため、比較的飼いやすい犬種といえるでしょう。
警戒心が薄い性格のため、番犬には向きませんが、人間と寄り添って暮らせる性格を活かして、盲導犬・聴導犬・水難救助犬として活躍している子もいます。食事の量が多く活動的なので、散歩や運動の時間はしっかり確保しましょう。
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