初めてワンちゃんをお迎えしようと思った人にとって最初のハードルとなるのは、おそらく「どんな犬(犬種)を選べばよいのか」という点ではないでしょうか。

犬は犬種による性格の傾向があり、飼育のしやすさはもちろんのこと、体の大きさや普段のお手入れをする際の注意点なども異なります。

この記事では、これからワンちゃんを家族にお迎えしようとしている方向けに、小型・中型・大型それぞれの人気犬種の特徴をご紹介します。
1.小型犬で人気の犬種 まずは、小型犬の中で特に人気がある3つの犬種の特徴をご紹介します。 トイプードル トイプードルは、体長と体高がほぼ同じ(約24~28cm)で小型犬の中でも特に小さく、独特のカールを持つ被毛が可愛らしい犬種です。体を動かすのが好きな犬種で、飼い主との毎日の散歩・遊びの時間を楽しみにしています。トイプードルは総じて記憶力と理解力に優れる犬種とされ、間違えたことを教えないよう、しつけには注意が必要です。 チワワ チワワはメキシコ原産の犬種で、手足は細く胴体・頭蓋骨はがっちりしているのが特徴です。体高は約12~20cm、体重は約1.5~3kgと小さいですが、自分よりも大きなものに立ち向かっていく勇敢さを持っています。家の中で飼いやすい犬種の1つですが、侵入者と判断した人に対しては敏感に反応する個体が多いため、社会化・吠えに関するしつけをしっかりと行う必要があります。 ミニチュアダックスフンド ミニチュアダックスフンドは、体長が体高の約2倍ある短足胴長の体形と垂れ耳が特徴です。歩く姿は愛らしく見えますが、狩猟犬としての一面もあり、好奇心が強く活発です。少し頑固なところはあるものの、基本的に賢く順応性があるため、しつけやすい犬種といえるでしょう。ただし、自立心が強いため、甘やかすと扱いにくく成長してしまう可能性があるので注意しましょう。 2.中型犬で人気の犬種 中型犬で特に人気がある3つの犬種の特徴はこちらです。 柴犬 柴犬はとても人気のある犬種のひとつで、小さな立ち耳・巻き尾・ダブルコートの短毛が特徴です。体高は約37~40cm、体重は約8~10kで、中型犬の中でも比較的大きめといえるかもしれません。猟犬として活躍してきた歴史があることから、賢くて我慢強い個体が多く見られます。基本的には飼い主に忠実とされますが、知らない人や初めての環境に対しては警戒する傾向があります。 フレンチブルドッグ フレンチブルドッグは、大きな頭に立ち耳、尾は短く、四肢と胴体は筋肉質です。体高は約26~31cm、体重は10kg前後で、独特の立ち耳は「こうもり耳(バットイヤー)」と呼ばれています。ブルドッグという単語から、強そうなイメージを持つ方は多いかもしれませんが、実際には家族と暮らすことを好む穏やかな性格の個体が多く見られます。 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、体高は約26~31cm、体重は約11~14kgと体高に比べて体長が長いのが特徴です。筋肉質でスタミナがある犬種で、もともと牧畜犬だったこともあって賢い一面をみせます。飼い主の様子をよく観察しており、人間と一緒に動き、一緒に遊ぶのを好むワンちゃんが多いようです。 3.大型犬で人気の犬種 大型犬で特に人気とされる犬種を3種に絞ってご紹介します。 ゴールデンレトリバー ゴールデンレトリバーは、体高は約54~61cm、体重は約24~34kgで、バランスの取れた体つきと優しい表情が特徴の大型犬です。飼い主に忠実で穏やかな性格をしており、人にも他の犬にもフレンドリーに接する個体が多く見られます。快活で遊び好きなため、良くしつけられたゴールデンレトリバーは、子どもの良い遊び相手になるでしょう。 ラブラドール・レトリバー ラブラドール・レトリバーの体高は約56~62cm、体重は約30~36kgで、欧米では中型犬に分類されることもありますが、日本では大型犬に分類されます。水鳥や魚を回収する狩猟犬としての歴史があり、指の間の水かきが発達していて体も泳ぐことに適しています。性格は穏やか・知的で、服従する能力・自分の頭で考える能力の双方に長けるとされます。 シベリアンハスキー シベリアンハスキーは、立ち耳で凛とした表情・暑い下毛のダブルコートが特徴の大型犬です。体高約50~60cm、体重約15~28kgで、力強い骨格・筋肉と極寒の気候に対応できる皮下脂肪を備えています。寒冷地というハードな環境で生きてきた犬種で、そり犬として南極大陸探検などでも有名です。大きな体で活発に動き回るため、飛びつきや噛み癖などを防止するためのしつけは必要ですが、基本的に社会性が高く賢いといわれています。 4.ミックス犬について 近年では、異なる純血種同士を親に持つミックス犬に注目が集まっています。特に人気が高いのが、以下のような人気犬種を両親に持つワンちゃんです。
  • マルプー(マルチーズ×トイプードル)
  • チワックス(チワワ×ミニチュアダックスフンド)
  • ダップー(ミニチュアダックスフンド×トイプードル)
ミックス犬は珍しい掛け合わせの場合、純血種より高額なこともあります。個体差が大きく、世界に一匹しかいないという点は、飼い主にとって大きな魅力になるでしょう。ただし、しつけや食事・運動・かかりやすい病気なども、両親である2つ犬種を踏まえて判断しなければならないため、こまめに獣医師に相談しながら育てることが大切です。 5.まとめ 犬は犬種によって性格や注意点が異なるため、それをふまえて相性の良い子を選んであげることが大切です。これから新しいワンちゃんをお迎えする際は、家族のライフスタイルに馴染めるような性格をしているか、しつけはしやすいかどうかなど、ワンちゃんのことをよく理解した上でお迎えしましょう。特に最近人気が高いミックス犬は、両親である2つの犬種の特徴に配慮して育てる必要があるため、こまめに獣医に相談するようにしましょう。
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