我が家で一緒に過ごす愛犬は、お迎えしたその日から大切な家族となるため、誕生日や特別な日を家族と一緒に祝いたいと考える飼い主の方は多いはずです。しかし、犬と人間は身体の構造が違うため、人間と同じケーキを食べさせると体調を崩す恐れがあります。

そこでおすすめなのが、犬の食性に配慮した「ペット用ケーキ」です。商品によってはデコレーションをしたり、愛犬の名前を入れたお菓子を添えたりすることもできます。

この記事では、愛犬向けペット用ケーキの種類やメリット・愛犬に与える際の注意点について解説します。
1.ペット用ケーキとは? ペット用ケーキとは、犬などのペットが食べられるような食材を使って作られたケーキのことをいいます。人間とペットでは体の構造が違うため、例えば玉ねぎやチョコレートなど、人間は食べられてもペットは食べられない食材があります。ペット用ケーキは、こういった「犬にとって毒となる恐れがある」材料を省いて作られています。デザインに関してもこだわりがあるケーキが多く、中には人間の目から見ても思わず心がときめいてしまうようなデザインの商品もあります。また、ペット用ケーキは、塩分・糖分・カロリーに関してもペットの体にとって負担がかからないよう配慮されているのが特徴です。愛犬の健康に配慮しつつ、特別な日を人間と同様にお祝いしたい飼い主の方には、ペット用ケーキがおすすめです。 2.ペット用ケーキの種類 一口に愛犬用のペット用ケーキといっても様々な種類があるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。大まかに種類をまとめただけでも、以下の4種類があげられます。
ケーキの種類 詳細
肉がメインのケーキ 原材料に肉をたっぷりと使ったケーキで、鶏肉が使われているものが多い。商品によっては牛肉などが使われていることがある。
野菜メインのケーキ 犬にとって害のない野菜がメインのケーキで、季節に応じた旬の野菜を用いたものもある。あくまでも野菜がメインというだけであって、多くのケーキには肉などたんぱく質が豊富な食材も含まれている。
フルーツがメインのケーキ キウイやチェリーなどのフルーツがあしらわれたケーキは、見た目にも可愛らしく美味しそうに見える。ロールケーキやタルトなど種類も豊富。
デコレーションケーキ 名前や文字などを入れたクッキーを添えたもの、愛犬の写真をプリントしたものなど色々な種類がある。
なお、これらのケーキについて、飼い主が愛犬のために自作できるようなレシピが公開されている場合もあります。料理が得意な方は、愛犬の好みに配慮したオリジナルケーキを作るのもよいでしょう。オンラインストアおすすめ商品
3.愛犬にペット用ケーキを用意するメリット 愛犬のためペット用ケーキを用意することで、飼い主と愛犬の連帯感がより強まることでしょう。以下、愛犬にペット用ケーキを与えるメリットについて解説します。 愛犬との特別な時間を過ごせる 多くの飼い主にとって愛犬は大切な家族ですが、犬は動物であることから、人間が食べられるケーキをそのまま与えても良いとは限りません。万一のことを考えると、ケーキを食べさせるよりも普段通りに食事を与えた方が、飼い主としては安心できるでしょう。しかし、例えば「せっかく愛犬の誕生日なのに普段と同じ食事」というのは、何だか可哀想に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。愛犬の体に配慮したケーキなら、そのような心配をすることなく、愛犬との特別な時間を過ごせます。 仲間に入れてあげられる 飼い主やその家族がパーティーをしているときなどに、犬の中には「仲間に入れて欲しい」と思って、飼い主の行動や食べているものに興味を示す場合があります。そのような場合、愛犬用のケーキを与えることで、愛犬の健康と気持ちに配慮することができます。 投薬の場面でも便利 持病等のため獣医師から薬を処方されている場合、人間と同様に薬を好まないワンちゃんもいます。そんなときに愛犬用のケーキがあれば、おやつ感覚でケーキと一緒に薬を与えることができるため、投薬の際に、飼い主の負担が軽減する可能性があります。 4.愛犬にペット用ケーキを与える際の注意点 愛犬にペット用ケーキを与える際は、次の点に注意しましょう。 犬に有害な食べ物を材料にしない 愛犬用ケーキを自作しようと考えている場合、犬にとって有害な食べ物を与えないよう注意が必要です。また、愛犬にアレルギーがある場合は、獣医師に相談してから与えるかどうか検討しましょう。以下、愛犬用のケーキの材料として用いられる可能性が高いもののうち、犬にとって有害となる主な食べ物をまとめました。
健康を害するリスク 具体的な食べ物
リスクが非常に高い ○チョコレートまたはココア
○ブドウまたはレーズン
○玉ねぎ・にらなどのねぎ類
○アボカド
○マカダミアナッツ
○アルコール
○カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶など)
食中毒・体調不良につながる恐れがある ○魚介類
○卵白(生)
○牛乳
○加工肉(ハム・ソーセージなど)
表中で「リスクが非常に高い」食べ物は、少量を与えただけで命に関わる恐れがあるため、絶対にケーキの材料として使わないようにしましょう。また「食中毒・体調不良につながる恐れがある」に分類されている食べ物も、ケーキには用いない方が無難です。 固くて大きな食材に注意 犬は人間に比べて「じっくり噛んで食べる」ことが少ないため、固いもの・大きいものがケーキに含まれていると、食べ物をのどに詰まらせる恐れがあります。特に、小型犬はリスクが高いため、固くて大きな食材はケーキに用いないよう注意しましょう。 5.まとめ 家族で誕生日などを祝う際に、愛犬だけいつもと同じ食事であることに心が痛むようなら、愛犬用にペット用ケーキをごちそうしてあげましょう。記念となる日を祝うだけでなく、薬を嫌がるワンちゃんのため、おやつ感覚で食べさせることもできます。使われている材料によっては、人間用のケーキを食べさせて問題ない場合もありますが、万一犬にとって有害な食材が含まれていると非常に危険です。愛犬の健康に配慮しつつ、一緒に特別な日をお祝いしたいなら、ペット用ケーキを選びましょう。
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